これからの時間の過ごし方
暮らしながらラジオ 豆と小鳥エピソード180は
「ほっこりのお茶」をテーマにバクとナミンで話しています。
エピ180と181はナミン秋の一時帰国により対面録音しています。
バクとの再会はいつもココロが温まる良き時間で、
スーツケースの中に彼女を折り畳み、
バンクーバーまで密輸したくなっちゃいます。
youtubeとポッドキャストはこちらからどーぞ!
今回の日本一時帰国は体調も良く、
いつもは疲れて身分不相応に乗り倒すタクシーも一度しか利用せずに、
東京での移動も地下鉄であちらこちらに行けるようになり、
毎日2万歩くらい歩いておりました。
ジムに通うようになり体力がついた賜物、
たくさん自分を褒めておきました。
わたしは元来、せこい性格なのか特に時間に関して無駄に過ごしたくない、効率よく過ごしたい願望が強いです。
だからジムでの早歩き+読書は一度で二度おいしいので気に入ってますし、人をお待たせすることには強く罪悪感を感じ、待たされるのも苦手です。
でもね、結局、
時間を意のままにコントロールすることなんかできないです。
未来に起こる事や運命、宿命をコントロールできないのんと同様に。
時間だけではなく、できないことをコントロールしようとすることから
苦しみって生まれるんやないでしょうか。
そして、一切の無駄なくやりたいことをやるべきことを
効率最優先に過ごすことが
最善のハッピー人生なのかと自問した時に、
それもまた違うなぁと感じるのです。
例えば、イタリアやスペインの慣習、シエスタは1日の潤滑油となり、
健康にも良いに決まってるし、
北欧のスウェーデンではFika、 フィーカと言うコーヒーと甘いもんを誰かと楽しむ休憩時間を午前10時と午後3時くらいに取る習慣があるらしい。
この間は会社の勤務時間内でも電話も取らないし、メールも返さないし、
仕事の話もしない。社内の上下関係もなく、気のおけない人とどーでもいいことを話すリラックスタイム。
ノルウェー、フィンランド、デンマークなどの国々にもフィーカのような休憩文化は根付いているようです。
流石、幸福指数の高い北欧のみなさんです。
またポルトガルでは勤務時間外に
ビジネスメールをしたらあかん法案が国会で通ったらしいですよ。
繋がらない権利。
emailができてから世界は急速に便利になったけど、
反面、地球の果てまで24時間追いかけてくるのはやるせない。
ウサギさん、そんなに急いでどこに行く?
こなしたことを積み上げて自己満足するより、
ココロを今に定めてハグのぬくもりを感じて美味しいお茶を味わって、
大切な人たちとの時間を丁寧に過ごしたいものです。
箇条書きの「今日すること」リストにDone!の横棒をサクサク入れていくのは快感だし、頭の中が整理されていくから、これからも続けていきますが、
欲張らず詰め込まず、余白を持たせて、
今、何をしなくてもいいかを考えて、明日できることは明日にする。
やりすぎない。
そんな風に余生は過ごそうと思います。
枯葉をカシャカシャ掃きながら
チートデーのプリンを味わいながら
静かな雨音をBGMに
お聴きくださったら嬉しいです。
さてさて今週はナミンのピックです。
西加奈子さんの「くもをさがす」
実家で乳がんサバイバーの母、幸子からもらった本。
バンクーバー、ナミンのすぐ近くに好きな作家さんが暮らし、闘病されてたの知りませんでした。
とてもパーソナルなことを正直にシェアしてくださってます。
病気イコール不幸ではないんやなと思いました。