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【戦うの夫婦の再生物語#7】夫婦喧嘩がエスカレート…遂にセカンドインパクトが起こる!


「限界を迎えた夫婦の戦い。
 心がぶつかり合い、夢と現実が交錯する。
 絶望の先に、再生はあるのか――?」


〜前回までのあらすじ〜
メンタルダウンで無職となった私。夢を叶えるべく自営業で生計を立てようとする妻。想像を絶する家計の支出、止まらない貯金の目減り…。気づけば月々の赤字が膨らみ、あと7ヶ月で貯金はゼロに。何とか立て直しを図ろうと妻へのコンタクトを計るが、温度差は広がるばかり。セカンドインパクトが今始まるーーー…!!


読んでくれたら嬉しいです(^_^;)♪


■エスカレートしていく夫婦喧嘩

冷静に話し合いたいと思っていたのに、気づけば感情のぶつけ合いになっていく…涙

〜前回の妻の名言集〜

  1. 根拠は無いが、お金は必ず増える

  2. お金が無いなら、家を売払えば良い

  3. 普通の感覚では、勝ちは無い


感想

「…頭のネジが1本ぶっ飛んでやがる…🤤」


確かに、普通の感覚じゃない——そこだけは悲しいが同意できた。

しかし、私は段々と苛立ちを募らせていく。
…戸惑いは、やがて怒りへと変わっていた。
自営業の夢ばかりを語る妻ーー。

(…これってあまりにも…ジャイアンだろ!!)


私も妻も独りで生きている訳では無い。私たちは家族という共同体な筈だ


■時は遡る。ーー8年前。長男が生まれる。

ーー8年前…私達の間に小さな男の子が産まれた。それはそれは嬉しかった。それとほぼ同時に夢のマイホームを購入し、35年のローンを背負った。

さらに、出来事は重なるーー。
「本局への人事異動」
私は認められたんだ。栄転だ!心が躍っていた。
私は人生で最も絶頂期だと思い込んでいた。

…しかし、ここから私の人生は転げ落ちていく…。


あまりにも畑違いの業務…。メンタルは徐々に削られ、毒のように蝕まれていく…。
それでも私は会社に喰らいつくように働き、
自分を犠牲にしてでも家庭を支えなければと、そう思っていた

…なのに!

妻のあまりにも自分勝手な言い分に、ついに堪忍袋の緒が切れた。
ーーキレちまったんだ。

…なのに!

■セカンドインパクトが起こる🌋

私:「自営業で生計を立てるなら、具体的にいくら稼げばいいかわかってる? 俺たちの家族構成だと、月平均35万円が必要なんだぞ。」

既に私は冷静ではなかった。

私:「何もわかっちゃーいない。もう1回言うぞ。7ヶ月後に貯金がゼロだ。 仕事を減らせば、社会保険も抜けることになる。さらに生活は加速度的に苦しくなるんだよ。家計のGAMEOVERはのんちゃんの自営業のGAMEOVERなんだよ!!

………

妻の顔が険しくなる。


「…黙って聞いてたら、よくもまあ、いけしゃーしゃーと…。何を今更わかったようなことを言ってるのよ💢(ブチッ!)

妻の怒りのボルテージは頂点に達していた。


同じ事を何度も何度も…いけしゃーしゃーと…💢

妻:「メンタルがやられて通帳が見れないって言ってきたのはどこのどなた?あなたよね? それを全部、私に押し付けてきたのは誰? わかる? 私はこの3年間、誰にも相談できずに、たった1人でこの家庭を支えてきたのよ!

妻:「私ももう一度言うわ。私が子供のことも仕事のこともずっと一人でやってきたの。話をしたくても、あなたは相談なんてできる状態じゃなかった。

妻の声は震えていた…。

(…はっ!)

そうだ。その通りだ。妻の苦労は計り知れない。


うつ病を抱えた人間と暮らすことが、家族にどれほどの精神的負担を与えるか。ヘタをすれば家族全員が闇に沈んでしまう。それを妻は微塵も見せずに独りで耐えてきた。

…自分勝手だったのは、むしろ俺だろ。


妻のまつげの先に涙が光っていた。
何をどうすればいいのか…。
それでも、私達は前に進まなければならない。

再び、終わりの見えない静かな闘いが始まろうとしていたーー。


「夢を追いかける勇気が、
 重荷に変わる時、心は折れる。
 それでも歩み続ける理由は、
 愛だけが、まだ消えていないから。」


(続く)


〜次回予告!!〜

「歩み寄ろう。望みを信じて。」
再び冷戦は続く。しかし、このままでは家族が崩壊してしまう。
まだやれることは、ある筈だ。

2人は再生に向け歩み寄ることはできるのかーー!?


次回もお楽しみに♪

また読んでちょ〜♪


〜あとがき〜
だいぶ重い感じになりましたが、
実際はもっとドロドロしてました…
トホホ。

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