『プールサイド」藤本和剛 新田君彦
近鉄郡山駅近くの本屋「とほん」。なぜかビニールフィルムに包まれて中身がわからないこの本があった。手に取ったのは、「この街をよく知る男が書く日記は、にぎやかなのに、どこか寂しい。大阪の街が賑やかなのにどこか寂しいのと同じだ。」という岸政彦さんの帯文に魅かれたからだ。
神戸で生まれ育った私には、大阪のその雰囲気がよくわかる。よくドライと言われる神戸の方が逆に田舎のような温かみを感じることがある。帯文に撃ち抜かれて買い物カゴに入れた。
藤本氏の日記と新田氏の写真が日付順に並ぶ