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Apple Pencil(USB-C)が新登場! / サンデーAFJ 2023年10月22日号

皆さんこんにちは。Hervectorの虎豆しば2号です。
去る10月17日にApple Pencil(USB-C)という製品を新たに発表しました。今回はこの製品についての概要のご紹介と今後のApple Pencilの筆者なりの考察をお届けしようと思います。

Apple Pencil(USB-C)の外観。一見Apple Pencil(第2世代)と見分けがつかない。
ペン先と反対部分をスライドすることで充電兼ペアリング用のUSB Type-C端子が出現する。

まずはApple Pencil(USB-C)の概要についてから。ざっくり言うとApple Pencil(第2世代)から筆圧感知、iPad側面にマグネットでくっ付けた際のペアリングと充電ダブルタップでツールの切り替えを排除し、充電用にUSB Type-C端子を備えたものとなっています。購入はまだ出来ない状況で、11月初旬に発売開始とのみアナウンスされています。

ペアリングと充電には対応していないものの、マグネットは内蔵しているため持ち運びはしやすい。

つまり今回登場したApple Pencil(USB-C)というのはApple Pencil (第2世代)の後継モデルという立ち位置ではなく、あくまでも下位モデルでありiPad 第10世代などのユーザーに適した製品となっています。そうであればこの製品はiPad 第10世代と同時に発表されるべき製品であったとは思います。そのタイミングで出ていれば「USB-C - Apple Pencilアダプタ」という悲しき製品が爆誕することも無かったはずですし。

Apple Pencilのモデル別の差異表

今回Apple Pencil(USB-C)に対し、インターネット上での声を見ていると批判的な意見が多いように感じます。それはやはり新登場なのにApple Pencil (第2世代)よりも劣っていることにより頻発していると思われます。ただ今回注目してほしいのは製品名です。

Apple Pencilのモデル別対応機種表

Apple Pencil (第1世代)と(第2世代)はどちらも明確に対応機種が分けられており、それら対応機種において最高のスペックを叩き出すペンシルが手に入る形でしたが、今回のApple Pencil(USB-C)の登場によりホームボタンなしiPadユーザーにはApple Pencilを購入する際にApple Pencil(第2世代)かApple Pencil(USB-C)か、という選択肢が生まれました。
その事からApple Pencil (第2世代)の後継、すなわち順当に行けば(第3世代)になる製品はApple Pencil「Pro」のような上位機種ラインになり、Apple Pencil(USB-C)は無印ラインというApple Pencilがファミリー展開されていくのではと思いました。
現在は過渡期なので名前が似通っており、発売時期の観点からApple Pencil(USB-C)の存在意義がわからない状況になってしまっていますが、将来的にはきっちり差別化が図られるのではないかと思うわけです。

実際昨年登場したiPad 第10世代向けのアクセサリとして用意されているMagic Keyboard Folioは、iPad ProやiPad Air向けとして用意されているMagic Keyboardよりもファンクションキーが付いていたりなど機能が多い逆転現象というものが起きているので、あながちあり得ない話ではないような気はします。
そのApple Pencil Proにはどのような進化が見られるのか、についてはまだ噂があまり出ていないので分からないですが、iPad Proのフルモデルチェンジ自体はそこまで遠い将来ではないと思われるので、そのタイミングで出てきてくれるのではないかと思っています。

皆さんはApple Pencil(USB-C)の発表を受けて、そして今回の考察を見てどのように感じられましたでしょうか。是非AFJで教えて下さいね。
それでは今回はこの辺で。

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