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ホテル業界の仕事③

今回もホテルで働きたい人向けに書いていきます

私が働いていたフレンチレストランは
ホテルの3階にあったので通称3階キッチンと呼ばれていました。
フレンチレストランの隣に
ビュッフェレストランがあり
フレンチレストランの厨房と
ビュッフェレストランの厨房が繋がっていて
同じ厨房内で仕事をするという環境で
通称3階キッチンです。

役職やポジションも決まっていて
統括料理長(フレンチレストラン・ビュッフェレストラン)
料理長
副料理長
ロティ(温製料理、肉魚担当)
ソシエ(ソース担当)
ガルドマンジェ(冷製料理、デザート担当)
洗い場

普通の飲食店では洗い場はパートさんや 
アルバイトさんや社員が担当しますが
ホテルの厨房では平日は厨房スタッフが洗いますが
土日の忙しい日は
派遣社員や派遣アルバイトが
洗い物を担当しています
外部委託ですね。



客席からバッシング(返却・回収)された
お皿やワイングラスは
このような巨大な食器洗浄機で
専属の洗い場担当の方がいて
毎日洗ってくれるようなシステムになっていて
拭き上げから補充までやってくれます。

なので私がいたホテルのレストラン料理人は
皿洗いもしないしワイングラスも洗いませんでした
厨房で使う調理機器は平日だけ洗い
土日は洗い物はせず派遣スタッフが洗います。

普通の飲食店だと有り得ないですが
ホテルは分業制なので環境が恵まれていますね😂

私は新人当初
ガルドマンジェを担当していました。

主にコース料理の前菜とデザートの冷たい料理担当です。
専門学校で、いくら勉強しても
実際に現場に入るとスピードが違ったり
フランス語でオーダーが入ったり
学校とは全く違います!

私は特に要領が悪く不器用だったので
料理長や先輩に5分に1回怒られる様な毎日でした!
殴られる時も、もちろんあります!

前菜やデザートを盛り付けても
「やり直し」

盛り付けが汚い
1センチ盛り付ける場所が違う
皿が汚い
皿が冷たくない
アイスが溶けてる
スピードが遅い
味が違う
仕事は早くしないと意味がない
返事がない
態度が悪い 笑
料理とは関係ない部分まで注意される😅

そんな感じで怒られて毎日が過ぎていきました。
自分には向いていないのかと思い
ロッカーの前で大阪に帰る事も考えました

でも銀行で、お金を借りて専門学校に行き
姉に東京に行く段取りをしてもらったり
生活資金、生活家電を用意して買ってもらって
辞めるわけにはいきませんでした。

ダメでも食らいつくしかない
逃げる訳にはいかない
やるしかない
必死にやらざるを得ない
やめてしまえば全てがゼロになると思い
どうしたら成長できるかを考えて
成功してる人の『本』を乱読することにしました。

松下幸之助
稲盛和夫
帝国ホテルムッシュ村上
ハウステンボスホテル上柿元総料理長
ホテルオークラ根岸総料理長
志摩観光ホテル高橋総料理長
京橋フランス菓子店イデミスギノ
恵比寿トシヨロイズカ
松嶋啓介
レジスエ・ジャックマルコン
アラン・デュカス
ピエール・ガニエール
ポール・ボキューズ
ジョエル・ロブション
ミシェル・ブラス
イチロー
野村克也
マイケルジョーダン
アイルトンセナ
ジーコ
ペレ

とにかく成功している経営者や料理人やパティシエ
アスリートやNo.1キャバ嬢の本まで 笑
インタビュー記事や本を幅広く読みまくりました。

NHKプロフェッショナル
情熱大陸もDVDを買って何回も見る

自分の意識を変えるため
弱い心を変えるため
自分に負けないためです。

本を読んだりインタビュー記事を読んでいて
成功している人達に共通している事がありました

ほとんどの人が不器用で失敗を繰り返している

自分だけが不器用で失敗していると思っていたけど
自分だけじゃない事を知る事が出来ました。

どんな成功している人でも
必ず失敗がある
失敗を繰り返し成長している

イチローや松下幸之助の言葉で
『小さな努力の積み重ね』という言葉がありますが
これを実行に移そうと思いました。

これは今も変わらず続けています
noteに記事を投稿するのも努力ではないけど
小さな事の積み重ねですね😂

小さな事の積み重ねが大きな事に繋がっていく

本を読んだからといって結果は
すぐには良くなりません。

ただ怒られるばっかだったのが
少しですが褒められるようにもなり

怒られても励ましてくれる先輩もいたので
頑張れました。

ほんの少しでも前に進んでいく
この時の苦労がなくて
順風満帆に何でも簡単にこなしていたら
今の自分はないと思います。

つぎの記事はフレンチレストランの仕込みについて書いていきたいと思います。

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