宴会料理
ホテルに入社したきっかけは
従姉妹の結婚式がホテルであり
その時の披露宴でフランス料理を食べた事
披露宴の華やかな演出があり
料理も美味しくスマートにサービスする
ホテルスタッフに憧れて
ホテル業界を志望しました。
運良くホテルに入社できて
いよいよ3年目に宴会部門で働く事になり
憧れていた婚礼料理をやる事になりました。
ゲストとして食べていた食事を
いざ自分が作る側、サービスする側になると
こんなにも大変で
こんな大勢の人たちが連携を取りながら
準備を進めているのかと圧倒されました。
結婚披露宴というと
ほぼ土曜日か日曜日に行われます
年に一度くらいは平日にありますが
だいたいが土日です。
婚礼の数は日によりますが
1軒〜5軒くらい
6月だと10件は超えますね!
金額により料理内容も変わりますし
人数も変わります
少なければ15名ほど
多ければ300名くらいになります
15名の時も
300名の時も
一皿一皿を綺麗に盛り付ける事が求められ
時間にも追われます
とにかく作業的に動くのでは無く丁寧に
宴会コールドの場合は冷たい料理なので
ある程度、皿に盛り込んだらチャンバーと言われる
大きな冷蔵庫に保管して時間になると
仕上げてサービスに渡します。
婚礼料理は皿に盛り付けると
プレートディスペンサーというものに皿を
入れていきます。
コレですね
300名の時はプレートディスペンサーが
6台くらい必要になり
プレートディスペンサーを手配するのも
新人の仕事になります。
プレートディスペンサーに盛り付けた前菜を
入れ終わるとラップでぐるぐる巻きにして
婚礼の時間までチャンバーに保管します。
提供時間になると披露宴会場の隣まで廊下を慎重に
歩いて誰とも
接触しない様に
倒さない様に
運んでいきます。
もちろんアクシデントもあります。
1番多いのは数が足りない事!
料理を盛り込むまえ事前に皿数を数えて準備するのですが皿の数え間違いで
提供前に足りない事に気づくパターン
サービスが手を滑らせて落とす😱
提供前に料理にドレッシングをかけるのですが
ドレッシングを持ってくるのを忘れて
走って取りに戻る
プレートディスペンサーを倒してしまう😭
強烈ですね!!!!
ひとつのプレートディスペンサーに50皿くらい
入っているので倒れた場合は
50皿盛り直しです😱
内線電話で盛り直しの指示があり
現場は時間に追われ怒号が飛び交います 笑
自分の志した仕事はこんなに大変なのかと
華やかな裏ではこんな苦労があるのかと
日々勉強の毎日でした。