お通しの考察|日々の雑記
お酒を呑んで酔っ払っては、アルコールまみれの記事ばかり投稿してきました。
主には酒と肴の記録、酔いにまつわる日々の雑記、ビールが呑める大人の図書室のこと、そしてお酒をテーマにしたショートショート。
酔って記憶が覚束なくなる前に、益体もない文章を書き散らかしては、noteの路地裏をふらふらしております。
そんな酔っぱらいがご縁に恵まれて、ピリカグランプリの審査員を務めさせて頂くことになりました。
募集要項は分かりやすいこちらの記事を参照頂くことにして、せっかくですからショートショートに対する想いを記しておきます。
皆さまの作品づくりの参考というよりは、審査に向けた自身の覚え書きです。お気軽にご笑覧ください。
ではさっそくですが、ショートショートって、飲み屋の「お通し」みたいと思うんですよ。
お店によって、シンプルなものから凝ったものまで様々。簡単な様に見えて、いざ作るとなれば食材がいろいろ必要ですし、あっと言う間に食べ終える割には、思った以上に手間暇掛かっています。
初めてのお客さんだとそれが最初のひと口、つまりは第一印象になる訳ですから、作る側としては気が抜けないですよね。
私も過去にピリカグランプリに応募しましたので、ホントそう思います。800〜1200字なんて、書く前は余裕余裕と思っていたのが、いざ書き始めてあれれ?となりました。
で、お客さんの立場から見てみると、お通しって期待が膨らむものです。
そのお店がどんな想いでお客さんと向き合おうとしているのか。メニューに書かれたおすすめに負けず劣らず、小鉢に込められたメッセージも雄弁だと思うのです。
そのうえで、またこのお店に来たいと思わせる逸品と出会えたら、お店とお客にとって、つまりは書き手と読み手にとって喜ばしいことではないでしょうか。
私事で恐縮ですが、そばアレルギー持ちなものの、ジャンルに好き嫌いはございません。レアな作品からアレなネタまで、何でも美味しく頂けます。
今回は審査員ということで、皆さまの作品は遠慮なく、片っ端から味わう予定です。
酒呑みとしては、この時期ならではの季節のものが出てくると嬉しくなります。珍味にも興味津々ですが、家庭の味も大好物です。
アルコール中心主義者だもんで、ビールを片手に堪能させて頂きますが、温かい気持ちでご理解頂けたら、恐悦至極に存じます。
作った料理を「美味しい」と言われたら嬉しいし、常連さんになってもらえたら最高ですよね。応募をきっかけに、スキやフォローの輪が広がっていったら、審査員冥利に尽きて、余計に呑んでしまいそうです。
さあ、まもなく秋ピリカグランプリの始まりです。料理のイメージは出来ましたでしょうか?
「紙」というテーマを使ったどんなお通しと出会えるのか。今から喉を渇かしお待ちしております!
※ピリカグランプリはショートショートを含むショートストーリー全てを対象に受け付けています。