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棚貸し本屋の店番日記 #18 開業準備のこと

ビールが呑める大人の図書室。

夢オチの可能性を残しつつ、実現すべく西日暮里でシェア型書店の棚をお借りしているうちに、ご縁に恵まれホントのことになりました。

酔っ払いの問わず語りが現実になる不思議、まだまだこの世も捨てたもんじゃありません。そんなこんなで大好きなビールをゆっくりと呑む暇もなく(呑まない訳ではない)、ヒーコラ言いながら開業準備に追われております。オープン初日に呑む口開けの一杯を楽しみに、連日連夜の大回転です。

さて、私と同じように本屋&飲食店の開業を目指している方もいらっしゃるかもしれませんので、参考までにどの様な準備をしているか、もしくはしてきたかご案内します。いずれ、開業ノウハウをまとめた怪しい情報商材として公開しますので、札束風呂でウハウハする日もそう遠くはないはずです。

【古物商許可】
商売として古書を取り扱うのであれば、取得が必要です。
審査には40日程度掛かりますので、物件(=営業所)が決まったら早めの申請が吉。なお、「行商する」で申請しておくと、お客様のお宅に出向いての買取りや、イベント出展で販売したりできるのでお勧めします。いつか、地方の旧家を訪ねて、開かずの金庫からお宝本を見つけるかもしれません。

【飲食店営業許可】
こちらも物件の工事状況を見ながら、開業日に合わせて早めに保健所に申請する必要があります。
なぜなら、立入検査の枠に空きがなく、開業予定日の午前中に検査を受けようとしている私がいるからです。まさかね、こんな綱渡りをすることになるとは。無駄にドキドキしています。長いこと恋をしておりませんので、ちょっと懐かしい気持ちでもあります。

【看板】
壁面看板と迷いましたが、スタンド看板にしました。店舗が奥まったところにあるので、可搬型の方が何かと便利と思った次第です。
看板犬や看板猫、看板娘(男の娘含む)なんてのがいたらいいんですが、難しそうなので、ファービーでも捕まえて何体か転がしておきましょうかね。私の女装もニーズないでしょうし。

【什器類】
基本的に「業務用」ではなく「家庭用」を選びました。
規模にもよると思いますが、キッチン周りもエアコンも、安価な家庭用で揃えています。まずは開業後の運営資金を確保することが大切との判断です。あ、一部の器とチェアなどについては、クラファンでのご支援を利用して、良きものをセレクト。ご紹介するのが楽しみです。なお、丁寧な暮らしへの憧れから、掃除機ではなく箒を導入し、レレレっと掃き清める所存です。

そして最後にお知らせとなりますが、自身のお店を開業することに伴い、西日暮里BOOK APARTMENTでお借りしていた棚は、10月いっぱいで一旦終了致します。本屋として軌道に乗り、初期投資額の回収ができる頃(5年後くらいですかね)には、あらためて棚主として戻ってくる予定です。
ブクアパ関係者の皆さまには、ホントにお世話になりました。西日暮里での出会いがなければ、こんなに早く実現に至らなかったと思います。

次回からはタイトルも新たに、営業日記的なお話を投稿する予定です。
アルコール中年が副業に手を出し資金繰りに懊悩する様子など、引き続きお楽しみ頂けたら幸いでございます。

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豆千|本と豆料理
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