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若者たちへ|日々の雑記#24

入社したのが2001年4月1日でしたので、今日から社会人21年生です。

当時は「38年生で卒業(60歳で定年)!」と思っていたのに、いつの間にか「70歳まで頑張るよね?」という話になっていて驚きました。このままだとサラリーマンより先に、肉体から卒業しそうな雰囲気です。

丸20年働いたということは、2001年度生まれが晴れてお酒を飲める歳になったということ。4月は入学や就職など、何かと若者がお酒に触れる時期ですので、酒の荒波に揉まれいつまでも陸に上がれない私からメッセージを贈ります。

1.飲ませる奴はだいたい悪者

飲みの席で量を飲ませようとする人、強い酒を勧めてくる人は基本ろくな奴ではありません。そんな時は10分くらいトイレで時間を潰し「(あなたのせいで)気分が悪くなっちゃった」と言って、2,000円くらい置いて帰りましょう。
面倒な引き留めも、お金を見せればあっさり解決します。生臭い話ですが、こういう時にお金は便利です。

2.混ぜるな危険(種類もクスリも)

お酒の種類を変える(チャンポンする)と飲み口が変わるので、たくさん飲めて失敗しがちです。間にお水を挟みながら、自分に合う種類と量を見つけてください。なお、服薬中のお酒は控えましょう。水が無いからと言ってお酒で薬を飲むのも危険です。そして人のお酒にクスリを混ぜるのは犯罪ですからダメ、絶対。

3.脱いだり脱がされたりする

衣類だけでなく精神的なものも含め、酔っ払うと普段隠しているところが露わになって、思わぬ本音や嗜好が飛び出します。
はた迷惑な行為と発言は勘弁ですけど、気になる人の「意外な魅力」を見つけたりするのはこんな時。お互い露出ではなく発露に努めましょう。また、合意なしに脱がせてはいけません。ならぬことはならぬものです。

4.元は取らなくていい

「2時間1,500円の飲み放題で10杯飲んだから、一杯100円だよ!?」
計算できなくなるほど飲んで、終電を乗り過ごしたら元も子もありません。酔うことだけが目的でしたら、度数の高いお酒を粘膜摂取すればいいのです。
元を取ろうするよりも、一緒に飲む人、お酒や料理と向き合う楽しい時間をお過ごしください。

5.お酒に救われる夜がある

飲んで失敗する夜も多いですが、救われる夜もあります。
楽しいお酒だけでなく、苦いことがあった夜もお酒は寄り添ってくれます。繋がる程に疲れる世の中です。酒という友が傍らにいるのも悪くありません。(飲めない方は「推し」に置き換えてお読みください)


さて、あらためまして若者の皆さん、また同年代の紳士に淑女、そして諸先輩方。

いつの時代も新しいことは若い人から始まります。年の功からお節介をやきたくもなりますが、思い返せば自分たちも酒や仕事は失敗しながら覚えてきました。
この頃は世の中が不透明で不穏な気がしますけど、そもそもこれまでが平穏無事だったかと言えば、無関心だっただけで案外怪しいものです。

まったくの私見ですが、「明るい未来」とはその時代に生きる若者たちに向けての餞(はなむけ)であり、私たちの老後ではないと思います。ですから、これからのことは若い連中に任せる方が具合が良いのではないでしょうか。

今日から高年齢者雇用安定法が改正されて、70歳まで就業機会の確保が進むようです。ありがたいことかも知れませんが、「努力義務」という説明にはどうにも色気が感じられません。それなら身に余るものは若者に譲り、私たちみたいな連中は昼酒でもキメて軽やかに暮らしていきましょう。だって老い先短いんですから。

頑張れ若いの!


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