夏の風物詩「薪能(たきぎのう)」
相模原の夏の風物詩「相模原薪能(たきぎのう)」を鑑賞しました。
普段、能を観る機会ってあまり無いのですが
楽しい時間を過ごすことができました。
黒塚(くろづか)
安達ケ原の鬼女伝説で有名なお話です。
山伏(東光坊裕慶)たち一行は、陸奥の国安達ケ原で老婆の住む
粗末な小屋に宿を借りる。
夜も更ける頃・・・。
「決して寝所を覗かないでください」と頼み、薪を取りに外へ出る老婆。
山伏の従者は寝所の中が気になってしかたがない。
ついに寝所を覗いてしまうが、
そこには・・・。
最近はコロナ騒動もあって社会が騒然としています。
だからこそ、能舞台の静かな空間や演者さんの所作は、
洗練された空気を放っていて清々しい。
私たち毎日、本当に相当バタバタとしてますね。
能舞台の静けさが際立ちます。
場面を想像する
舞台では大道具や小道具はほとんど使われないので、場面を想像することで面白さが生まれます。見えないものが見えてくる面白さ。
能面の表情までは感じ取ることができませんでしたが、
それはまた次回に期待しましょう。
ちょっと面白かったところ
眠っている状態を表現するのに、座ったまま扇子をかざして前かがみになるという所作が面白かった。🙂
安達ケ原の鬼女、怖いけど何となく悲しいところもあるお話です。
「黒塚」は手塚治虫さんの SF漫画「安達が原」で、設定を未来にした作品で知りました、気になっていたお話です。歌舞伎や浄瑠璃でも親しまれている作品。
お読みいただいてありがとうございます。🙂
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