長期ビジョンを基軸とするオムロンの経営
先行き不透明で不確実性の高いVUCAの時代、企業は自社の価値観(企業理念、存在意義)を起点に、自社として実現したい未来の社会像や会社の姿を描き、その実現に向けて主体的にトランスフォームしていくことが求められています。そのような経営の羅針盤として長期ビジョンの重要性が高まっています。
長期ビジョンとは現在経産省で検討中の「価値共創ガイダンス2.0」によると、長期ビジョンとは「特定の長期の期間においてどのように社会に価値を提供し、長期的かつ持続的に企業価値を向上していくかという