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柚木沙弥郎の作品を巡る旅 - 岡山の旅1
2025.2.15
岡山で柚木さんの展示がいくつか開催されることを知り、2年ぶりに一人旅することにした。
まずは倉敷へ。
いつも旅をする時は食に重きを置くことが多いけど、今回の目的は展示を満喫すること。
ということで、珍しく昼食を抜き、まずは倉敷民藝館に来た。
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民藝館はお昼時だったこともあり空いている。
特別展の『柚木沙弥郎と武内晴二郎』がここへ来た目的だったけど、同時開催中の『ゆかいな食卓』もすごく良かった。
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衣食住の中でも特に食が好きなので、今回のテーマにとても惹かれた。せっかく美味しいご飯を食べるなら、器やダイニングテーブル・チェアなどの食を囲むものが美しいとより幸福に感じる。
写真は撮れなかったけど、やはり特別展も良かった。民藝を学びながら、異なるものを作るお二人。
まず、階段を下りてすぐに柚木さんの『近県民芸分布図』に圧倒された。
あと、柚木さんが考えた倉敷民藝館のマークが印象的だった。民藝館のマークがあったことを初めて知る。
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倉敷民藝館には、世界各国の籠が保有されていたことと岡山は桃の産地というところからこのマークが生まれたそう。地域性を大切にしながら、ユーモアを織り交ぜて作られたものにぐっとくる。
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他には展示室で閲覧できる、民藝に纏わる新聞記事の切り抜きも面白かった。
企画展とは関係ないけど、もう1つ気になっているのが倉敷ノッティング。模様がかっこ良くて、深みのある色で好き。新居に迎える椅子はもう決めており、ノッティングとは合わないのだけど、いつかノッティングが似合うような座り心地の良い椅子も欲しい。
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民藝館にいると、その地域の暮らしを感じられて温かな気持ちになるので、私は民藝館が大好きだ。これからも地域の民藝館に出向きたい。