コーヒーとアイドルと福祉論
はじめまして。
私は愛知県で介護支援専門員、いわゆるケアマネジャーを生業としています。
ケアマネジャーとしては3年目で、現在勤務する会社は2社目となり今年4月に入社しました。
ケアマネジャーとは介護保険を利用して介護サービスを受けるための仲介役を担っています。そもそも、介護保険で費用負担を1~3割に軽減するためにはケアプランという計画書が必要で、本人や家族が作成することも法的には可能ですが、とにかく手間がかかるため、市役所や包括支援センターから紹介されたケアマネジャーに依頼するのが大半のパターンです。
どんな時に介護保険を利用するかというと、就業などのため身内だけで介護することが困難になった時です。訪問看護、訪問介護いわゆるヘルパー、デイサービス、ショートステイ(泊りサービス)、福祉用具貸与(レンタル)などです。
そのため、ケアマネジャーとしては介護保険の根幹である介護保険法を熟知し、利用できるサービスをすべて把握する必要があります。しかしながら力不足のためそこに100%到達できていないため、まずは自分で日々勉強しながら覚えたり、同僚に聞いたりして常に知識の積み重ねを意識して仕事をしています。これはとにかく経験がすべてだと思います。私のようにもうすぐで3年経つ程度の経験値と比べ、10年や20年といった経験を持つケアマネジャーは対応力も抜群に高く、私には敵わない強さがあります。
そんな私の息抜きは、時々名古屋のアイドルSKE48のライブへ行く事です。
昔はただひたすら尊くて会話すらままならない遠い存在だったアイドルも今や300人規模のキャパで気軽に鑑賞できるし、握手会へ行けば会って話せるし、それがオンライン形式でも提供されているぐらいになりました。
12年前に初めて足を運んだ時、当時の推しだった秦佐和子さん(現在は声優・ラジオパーソナリティとして活動中)は文句なしの優しく楽しい握手対応でしたが、全員がそういう風ではありませんでした。
しかし、年月が経つうちにファン対応が良いメンバーとそうでないメンバーとの売り上げの差が如実に表れると、対応の良いメンバーに仕事が回ってくるようになってくるし、新しく加入するメンバーも最初からほぼ対応が良いという状況になっています。
最近、これってもしかしたらアイドルのファン対応が介護関連職の参考になるのではないか?と考えるようになりました。
これからはそういう事について私の考えを綴っていこうと考えています。
また、私の夢は認知症カフェをもっと気軽に利用できる仕組みにして介護保険を世間一般の皆様に身近に感じてほしいというものです。
実は、私はアイドル以上に珈琲が大好きで、休みの度にカフェを巡って珈琲との新しい出会いを求めに行っています。その話もここでしていきます。