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私は婚活市場から戦線離脱した女

ザ・ノンフィクションの結婚相談所の回を観ていてふと『いや私って人様の婚活事情をエンタメ的に楽しんでいい立場では無いのでは?』と自分の有り様を俯瞰して猛省した。

私は自分がこのままでいいとも思ってないけど、まともに人も信用出来ず、過剰適応を繰り返すだけで人と関わる事が辛いままここまで来てしまった。

独り身でいることに焦って20代の頃に結婚相談所に登録した事もあったけど、先方から食事のお誘いを受けた時に自分が女として見られている事が猛烈に苦しくなってしまった。結婚前提での関わりだから余計に葛藤があったのかもしれない。自分が相手を品定めしたり、或いは自分が品定めされる。どちらでもいいけどそういう目で、そういう土俵に立って戦い続ける自分の姿を想像して涙が出てきた。苦しかった。自分が女である事も、役割に過剰適応し続ける事も。私は泣きながらそこからフェードアウトした。

どうして私はもっとフラットな人間付き合いが出来なかったのだろう。

人との関わりの難しさを知っているつもりだったのに、人様の人生をエンタメ的に楽しんでいる自分に気がついて、もう自分自身まで嫌悪している。

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