簡潔お風呂タイム

先日、倒れきってお風呂に入るのが嫌になった。身体が重くて、寝転がったら最後。もう立てなくなってしまった。

清潔さも立派に大切な社会で生きていくにはお風呂は不可欠である。しかし、ハードルが高すぎる。起きない体を無理やり動かすのは血を吐く思いだ。時折来るこの日のせめぎあい。

「いやー、お風呂めんどくさすぎ。」
「でもさ、さすがに臭いんじゃない?暑いし。」
「でも、もう体動かないもん。」
「言ってもさ、汚い貴方でみんな嫌いになるんじゃない?」
「汚い身体だからね。誰だっていいって思われちゃったし。」

こんな様子で会話が脳内で進む。せめぎあい in my head。気だるさが充満した身体で一生懸命考える。

ドライシャンプーに出会った。汚い頭皮の匂いを抑えてくれる。

ボディシートに出会った。スースーしないで清潔になれる。

寝癖なおしを愛用している。良い匂いになれる。汚い髪もさらさら。

身体をずりながら部屋を移動する。一生懸命湯を使わないお風呂に入った。

清潔を装うだけかもしれないが、ここまでできれば昨年の同時期や落ち込んだときよりも頑張れている証拠だ。

お風呂に入って身体をかきむしらなくても、綺麗になれるのだ。