見出し画像

自分を知るためのツール5選：その2 MBTI

会社員からの卒業準備中〜内向型HSPが描く定年後の暮らしと働き方〜

こんにちは、まめこです。今日は自分を知るためのツール5選の第2回として、MBTIについて書いてみたいと思います。

前回のHSPセルフテストに続き、今回はMBTIというツールをご紹介します。


MBTIとは

MBTIは、世界で広く利用されている自己理解のためのツールです。最近では、メディアやSNSで「わたしはENFPタイプです」といった表現を目にする機会が増えてきました。

多くの方が、[16personalities性格診断テスト]のような、インターネット上の手軽な診断サイトで自分のタイプを調べたことがあるのではないでしょうか。わたしも以前、このサイトを試したことがあります。

一般社団法人日本MBTI協会によると、このような無料のオンラインテストは正式なMBTIとは異なるそうです。質問内容や結果の導き方が本来のMBTIとは違うため、結果の解釈には慎重さが求められます。

MBTIは、単に性格を診断するのではなく、一人ひとりが自分の心を理解し、より自分らしく生きるための「座標軸」として用いることを最大の目的としています。

わたしの体験

以前、日本MBTI協会公認の「MBTI公開体験セッション　ベーシックフィードバック編」に参加する機会がありました。ネット上の診断サイトでもINFJという結果が出ていたのですが、公式のセッションを受けた後では、より結果が腹落ちした感覚があります。

4つの指標で見る自分

MBTIでは、4つの指標を組み合わせて16の性格タイプを定義します。

1. E（外向）/ I（内向）：エネルギーの方向
2. S（感覚）/ N（直感）：情報の収集方法
3. T（思考）/ F（感情）：判断の基準
4. J（判断）/ P（知覚）：外界への接し方

わたしの場合はINFJでした。内向で、直感的、感情を重視し、計画的に物事を進める傾向があるようです。

グループワークの意義

セッションで特によかったのはグループワークです。様々な性格タイプの人々と一緒にワークをしたり、話し合ったりすることで、MBTIへの理解が深まりました。

例えば、EF（外向で感情重視）とIF（内向で感情重視）の違いを実感できたのは、このグループワークならではの楽しく、目からウロコの経験でした。EFの方は対話を通じてエネルギーを得ているそうですが、IFのわたしは内省によってエネルギーを補充するタイプだと気づきました。深く考えるプロセスが外から見えず自分の中で展開しているため、周りから見たら少し唐突感があるかもとのことで、思い当たることがありすぎて笑ってしまいました。

MBTIの専門家（MBTI認定ユーザー)のサポートを受けながら、他の参加者との対話を通じて、自身では気づかなかった特性やコミュニケーションの傾向が明らかになっていきました。

ベストフィットタイプを探る

MBTIには「ベストフィットタイプ（もっともしっくりくるタイプ）」という概念があります。診断結果が必ずしも完全に自分に当てはまるとは限らず、対話やワークを通じてより自分に適合するタイプを探究していきます。

このプロセスそのものが、自己理解を深めることに役立ちました。例えば、私の「I」内向の度合いは「中程度」で、状況に応じて両方の特性を活用できることに気づきました。

自己理解は、自分に制限を設けることとはちょっと違う

MBTIを通じて自己理解を深める中で、わたしが気づいたことがあります。それは、このツールが単に自分を型にはめるためのものではないということです。

わたしの場合、MBTIのタイプを知ることで、自分の無意識の傾向に気づくことができました。例えば、内向タイプであることを理解したうえで、時には意識的に無理のない範囲で自分の外の世界に興味関心を向けてみることで、新しい経験を得られることもありました。

MBTIは他人と比較したり、優劣をつけるためのものではありません。「わたしはINFJだから」と自分を枠に閉じ込めるのではなく、その特性を理解しつつ、ドキドキしながら新しいことにも挑戦していきたいと思っています。人はいつでも成長できる、そう信じています。

新たな可能性への一歩

自分の特性を知ることは自分らしく軽やかに生きる第一歩です。でも、例えば近場にひとり旅に出てみるなど、意識的に日常とは異なる環境に身を置いたり、いつもとは違う思考をしてみるなどの小さな挑戦が、新しい自分や未知の楽しみを見つけるきっかけになるかもしれません。皆さんにとっても、MBTIが自己理解の一助となり、より豊かな人生につながることを願っています。

次回は、ストレングスファインダーについてご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。

わたしの経験が、ほんの少しでも、皆様が身軽に、自分らしく生きていくお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も良い一日でありますように🙏​​​​​​​​​​​​​​​​