「今日だけは幸せでいよう」
なんだか「宗教はじめました」みたいなタイトルになってしまいました。冷やし中華もとっくに始まりましたしね。
これは、作曲家のシビル・F・パートリッジが残した言葉です。「幸せ」という言葉をあまり多用したくないのですが、この言葉はいい言葉だな…と思います。
カウンセリングをしていると基本、みなさん不安だ、不安だと言っています。
本来、不安というのは
「何かイレギュラーが起こってこの先どうなるのかわからない」
というオプションのはずなのに、これが基本装備されている人がたくさんいるのです。でも、話しを聴いてみると不安を予測してさらに不安になっている「予測不安」というもの。
これは人間特有の癖みたいなものです。
不安で仕方ない蟻はいません。
もっと言うと、大人特有の癖なのかもしれません。不安で自殺する赤ちゃんもいません。
精神科医の講演でも人間の悩みは「過去への後悔」と「未来への不安」から成り立つということを言っていました。この二つが、自分の心を複雑にしているのなら「今日だけは幸せに」という言葉はとても有効的だと思います。だって、過去でも未来でもない「今」のことを言っているのですから。
「今」に楽しさを求める私には、周りから様々な忠告が入ります。学生の頃は「ふざけてばかりいると痛い目に合う」と怒られても
今のところ、どこも痛くありません。
「貯金しないとイザというときに困るよ」と言われても、今のところイザが来ていないですし。私のイザはどこにいるのでしょうか。
結局ね、
“今日の自分”は“明日の自分”に継続していく
ことですから、今日をよくしないと…と思います。毎日、いいことばかりではないですが、一つでもいい風に考えればいいのです。
いつも、イライラ子どもに怒ってばかりいる人、旦那さんや彼氏に嫌なことばかり言ってしまう人、大切な人といる時間は人生でも限られています。
毎日、実践できないとしてもこう思うのです。
「今日だけは幸せでいよう!」
綺麗ごとばかり言うなって?私の人生だ、ほっといてくれ。