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人を動かす言葉

昔読んだ本に、こんなことが書かれていました。(本のタイトルを忘れたのでエビデンスとしては信頼性なしですが、話のタネ程度に)

A「嘘をつかないで」とB「嘘つきにならないでね」の2通りの声掛けグループを作ったら、Bのグループは嘘が一つもなかったそうです。

親が子どもにかける言葉、妻が夫にかける言葉(逆も)、友達にかける言葉、みなさんはどんな癖がありますか?

私は息子に「学歴はどうであれ一生懸命仕事をしない男性は、カッコ悪い」ということは頻繁に

ラップ調で伝えています。


“一生懸命好きな仕事をするためにはどうしたらいいか”がわかる年齢になると、自然に自分で勉強なりスポーツなり真剣にやり始めます。何故なら、学問や基礎がないと就けない職業もたくさんあるからです。そこに気が付いてしまえば

あとはオートマティックです。

イッツ、オートマティック、そばにいるだけで、です。


すべて自分の人生を親が決める必要ない、と子どもに伝えていたら、子ども関係の知り合いの人から指摘されたことがあります。

「子どもはある程度の導きをしてあげないと、未経験なこともたくさんあるし情報も少ないからそのやり方は良くないよ。」

その通りかもしれません。では、そのお母さんの経験とは何かと聞いたら「大学にいかなかったから悔しい思いもしたし、後悔している」とのこと。

非常に規模の小さい「悔しい」話が聞けました。

その前に、勉強が嫌いだったのでは?だから避けて他を選んだのでは?親、関係なくない?宇宙に興味ない?
と思いましたが、

大人なので壺に入れてしまってあります。


ただ、その大人が子どもに普段かけている声は想像がつきます。20代の子がカウンセリングに来ると切ない思いです。

「今まで、頑張って有名大学に入り、就職活動してきたのに、今は会社にいけない。苦しい、死にたい…」
これは、少ない例ではありません。もう20年以上聞き続けています。

人の痛みは結局、人には理解しきれません。

最後は自分で解決するしかないとすれば、幼い頃から指示だけで生きてきたら解決方法が見つからないのです。

大人だって一緒です。

ある程度の指摘はしてもいいのですが、意見を聞いてから助言してあげて。そして、これは自分の体調管理にも通ずるものがあります。自分の意見が言える人は、自分の生活についてもしっかりしています。

ご飯をしっかり食べることや、自分の気持ちを大事にする重要性がわかっています。

しっかりしている風で人を導こうとしすぎているあなた。これは、子どもや近くの人の身体にも大きく影響することをおぼえておいてくださいね。

本当の健康とは、オーガニックでもなんでもなく、自分で自分の心身を大事に出来ることです。

今日から人に意見する言葉を半分にしてみな。

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