風がはこぶ音
エアコンなしの夜が、もうそろそろ1週間近く続いている。
このまま秋になるのかな。
涼しいのはうれしいし、熱中症予防にフル回転してくれたエアコンだけど、やはり体には負担がかかるらしく、ずっと頭痛が取れなかった。
窓を開けて、涼しい風が心地いい夜はとても気持ちがいいもんだ。
静かな住宅街なので、時折通る車の音以外にはほとんど何も聞こえない。
その静けさのため、風向きによってははるか遠くの音が聞こえたりする。
たとえば、電車の踏切の音だったり、北から南へ向かう救急車の音だったり。
静かな夜にこうしてひとりでパソコンの前に座っていると、
ひとり取り残されたような感覚になり、不意に孤独に襲われることがある。
そんな時に、人工的な音が聞こえるとなんだかホッとする。
大丈夫、世界はまだ動いている。
この時間にも自分と同じように働いている「仲間」の存在に励まされ、
気力が生まれる。
こんな「支え合い」の方法もあるんだ。
(ほぼ、ひとりよがりの勝手な妄想だけど…)
と言うわけで、もう少し頑張ってみようかな。
終電の時間くらいまでは。