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やさしい和菓子の世界〜雪平編〜
和菓子屋で10年の修行を経て現在お店を開いています
専門用語を使わずにわかりやすくざっくりと和菓子を解説してみようと思います。
※お店や職人さん、地域によって見解が違う場合もあります
雪平(せっぺい)と読みます
雪平は求肥(ぎゅうひ)に卵白と白あん(または練り切り)を加えて練り上げたおもちです。
卵白を加えることによって生地が白く仕上がることから雪のような白いおもちという意味で雪平といいます。
上生菓子に使われるので白あん(または練り切り)を加えることによってもちもち感が抑えられ、成形しやすくなります。
しやすいといっても細かい細工はできませんが…。
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お店によって作り方や配合が違うので食べた感じは色々ですが、のびないおもちといった感じです。
卵白は火を通すと白くなるので、そのまま加えて練り上げたり、一回メレンゲにしてから練り上げたりとやり方も違ったりします。
加える白あん(または練り切り)の量によっても食感や味わいが変わってきます。
もっちりしてるけどのびるタイプのおもちではなくなるので意外にこっちの方が食べやすくて好きって方もいます。
求肥に白あん(または練り切り)を少しずつ加えながら練り上げ最後にメレンゲを入れて火を通して仕上げます。メレンゲにするとふわっとしたおもちになります。
↓求肥とは?こちらに書きました!
求肥も甘いおもちで、さらに白あんや卵白と砂糖も加えるのでより甘めなおもちといった感じになります。卵白も入っているのですぐには固くならないです。
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今年の干支菓子に雪平やりました!
左の白い寅ですよ!!寅なんですよ!中は抹茶あんにしました。
おもち好きな方はぜひ雪平もチャレンジしてみてください!気に入っていただけると思います。