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【自動車】意外と簡単、エンジンオイル交換🚗
こんにちは!自動車整備士のまめはちです🔧 今日は、車のエンジンオイル交換の手順を実際の作業写真を見ながら説明していきます❕
1,作業の前に
まずは、現在の走行距離をメモに取っておきましょう。作業後でも大丈夫です。
2,オイルフィラーキャップを開けておく
オイルフィラーキャップって??
ちょっと聞き慣れない言葉ですけど オイルフィラーキャップとは、車のボンネットを開けるとエンジンがあり、その上部に付いているエンジンオイルの注入口を蓋するキャップです。
【ポイント】オイルを抜く前にキャップを開けておくとオイルがスムーズに抜けてくれます☝
3,オイルパンドレンコックを外しオイルを抜く
エンジンの下を覗くとオイルが溜まるオイルパン(桶みたいな感じ)があり、そこにオイルを抜くドレンコック(ネジ式)がある。
この時、注意して欲しいのが写真のようにオイルパンが2つある。
一つはエンジン、もう一つはAT(オートマチックトランスミッション)である。車種によっては、どちらのオイルパンにもドレンコックが付いており初めて見ると判断しにくいかもしれませんが、しっかりとエンジン部分を確認してからオイルを抜いてください。
4,ドレンコックのパッキンを交換する
ドレンコックを外すとパッキンが付いているので交換します。金属製のものと紙製のものがあります。そんなに高価なものではないので交換する事をお勧めします。
【ポイント】特に紙製のパッキンに多いのが、コックを外した後オイルパン側に付着したままの時がありますので パッキンが残ったままにならないように確認してください☝
5,オイルエレメントを取り外す
今回は、オイルエレメントも一緒に交換します。走行距離によっては、オイルのみ交換の時もあります。オイルがある程度抜けきってからエレメントを外していきます。
【ポイント】私の場合は、4000~5000キロでオイルのみ交換で8000キロでエレメントも変えております。エレメントを交換するには、写真のような専用の工具(エレメントレンチ)が必要になります。
エレメントを緩めるとエレメント内に残っているオイルが出てきますので 抜けるまでしばらく待ちます
エレメントを外した後、取り付け部分を綺麗なウエス等で拭き取ります。
6,オイルエレメントを取り付ける
オイルエレメントが、車に適合しているか再度確認し取り付けていきます。
【ポイント1】パッキンの部分にパッキングリス、なければエンジンオイルの新油を塗ります。
【ポイント2】エレメントを締め付ける際、適度な強さで締めます。きつく締めすぎると次回取り外す際、外れにくくなります。
7,ドレンコックの取り付け、清掃
ドレンコックを取り付ける際、パッキンを忘れないように確認し、オイルで汚れた箇所を パーツクリーナー等で清掃する
8,オイルを注入します
オイルの適量等は、メーカーに問い合わせると教えてくれます。オイルを注入後しっかりとキャップを閉めましょう。
9,エンジンをかけてオイルを循環させる
エンジンをかけてオイルを循環させてからオイルの量を確認します。エンジンをかけてからオイル量を確認することによってエレメントの中にもしっかりとオイルが入り込み全体の適量が確認できます
【ポイント】この時メーターパネルのオイル警告灯が消えたら潤滑したサインです☝
10,オイル量を確認する
エンジン本体にエンジンオイルのレベルゲージがついております。ゲージを抜き取り先を見ると上下に2つ穴が開いてますね! この範囲内ならばOKです
11,オイル漏れ確認
最後にエンジンをかけて5~10分ほど待ちエンジンを切り、オイルパンドレン・オイルエレメント取り付け部にオイル漏れがないか確認します。
12,記録を残す
オイル交換が終わったら 日付・距離・オイル量・次回交換時期等、分かりやすいように残しておきましょう!
以上で作業は終了です。
13,最後に
エンジンにとってエンジンオイルは、大変重要な役割を果たしております。
①潤滑作用・・・摩擦および摩耗を減少させる
②冷却作用・・・摩擦熱および燃焼熱を運び去る
③密封作用・・・シリンダーとピストンの隙間から燃焼ガスが漏れるのを防ぐ
④さび止め作用・・・さびを防ぐ
⑤清浄分散作用・・・エンジンをきれいに保つ
⑥防塵作用・・・外からの不純物の侵入を防ぐ
⑦応力分散作用・・・荷重を局部的に受けさせずに分散させる
マイカーを一日でも長く大事に乗るためにも定期的にオイル交換をしましょうね! まめはち