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インフルエンサーおすすめ副業を1年やってみた結果

ちょうど一年前、ビジネス系ユーチューバーというのが流行っていた。

感化されやすいわたしは、

マナブさんのYouTubeを観てwebライターを始めた。

動画で紹介された手順に従い、登録するだけで簡単に始めることができた。

1年やってみて「稼ぐためなら辞めたほうがいい」と思う。その理由は次の通り。

1インフルエンサーに感化されて始めた人で供給過多

インフルエンサーが紹介したことで、webライター人口は一気に増えた。しかし当然ながら、案件は増えない。

webライターは圧倒的に供給過多の状態になった。

私と同じ動画をみて、同じように始めた人が日本中に何万人もいたのだろう。

しかし、そんなこと知ったこっちゃない。

「文字単価、動画で言ってたよりも低いなー」と思いながらあまり稼げずに続けた。

一年前の肌感では、初心者が扱える案件は0.7円くらい。

現在はさらに供給過多で0.4円くらいまで下がった印象だ。0.4円というと、1万字かいて4000円。卒論くらい書いてやっと1万円程度。

稼ぐためにやるにはあまりにも辛い。

2使い捨てのように扱われる

供給が圧倒的に多い市場で戦うということは、単価が下がるだけではない。人として扱われなくなる。

私は1カ月間書いて書いて書き続けてた4万字の案件が1円も支払われずパーになった経験がある。

あまりにも理不尽な扱いだった。どんどん作業が追加、変更になっていく。先月と同じ質で出して、今月はなぜかOKがでない。修正しても修正してもダメ。「あなたのようなタイプはダメ。」人格まで否定され、さすがに限界を感じた。

「これ以上の修正はできません。」といったら、

「それなら辞退してください。」と軽く言われた。辞退したら1円も支払われない。

絶対に辞退はしたくないが、むこうは私を人間だと思っていない。

「お前の代わりはいくらでもいる。」そんな気持ちが透けて見えた。不具合のでた機械を交換するような冷酷なやり取りだった。

精神的に追い詰められて、最終的に「辞退のボタン」を泣く泣く押した。

「代わりがいくらでもいる」という状態で仕事をするのは精神的にきつい。誰だって自分にしかできない仕事がしたいじゃないか。

3まともな案件がない

追い打ちをかけるように、コロナで観光系、グルメ系の案件が激減した。

初心者が書きやすいジャンルが減ったことで、さらに競争が激化。

個人ブログも飽和状態でかなり厳しい。

今出ている案件で、まったく専門知識のない初心者ができそうなのは、安すぎるか、エロ系か。

「優良案件」には応募が殺到し、80件ちかく提案がきている。80人の中から選ばれるなんて、中学校の学年代表になるような倍率だ。

以上が稼ぐためにインフルエンサーのおすすめ副業やっちゃだめだなと思った理由である。

ちなみに、スキルアップのためなら大いに役立つ。私も「今月で絶対やめる!」と毎月決意しながら、今日も続けている。

後悔はないし、マナブさんに感謝している。

そもそもインフルエンサーとは「ユーザーに大きな影響を与える人物」。

自分が始めたように、影響を受けて始める人が日本に何万人いるのか考えたほうがいい。

やってみたからこそつくづく思う、インフルエンサー恐るべしである。

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