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黄昏のゼルダ
小学3年の頃だったと思う。それは突然起きた。
何のきっかけだったかと何度も思い返してみるが、全く思い出せないのは悔しいが、ともかく、その頃から「ゼルダの伝説」が大好きになっていた。
兄が買ってもらっていた「風のタクト」か姫川明先生が描く漫画を読んだか、どちらか先かも忘れたがどんどんその沼にハマっていた。
そんな最中、Wiiという新ゲーム機が発売されるのを機に新しいゼルダも発売された。
それはリアルゼルダとも呼ばれた「トワイライトプリンセス」
その当時では初の12歳以上対象であり、ゲームキューブ版のも発売され、グラフィックが綺麗すぎて当時からその綺麗さに惹かれ、特に黄昏時のハイラル城をそのゲームの中で一番好きな曲のハイラル平原を聞きながら見ていた。そこが好きすぎた。
確か、クラブニンテンドーで買ったCDに収録された曲だったかな。時々、入れた音楽プレイヤーで聴いてる。
そのタイトル通り、黄昏が本当に好きになってしまうもので、モイが言っていた「夕暮れになるとどことなく寂しく感じることはないか?それはな、あの世とこの世が〜」(うろ覚え)(黒表紙の超カッコいい攻略本にも記載されていて、寝る前読んで暗記しようとしていた思い出も)も相まって、好きになり、今も夕暮れ時は写真をよく撮ってしまうぐらいに好きになっていた。
光があれば影がある、という考えも好きで、汚れ仕事は全て影側。だから、影側の住人が光の住人のことを嫌っていた(だったかな。読解力が元々無いので完璧には理解してない…)というのも、当時何となく理解していたみたいで、よく自分の影を見て、ミドナのことを思い馳せていた。
リアルゼルダと言われていた訳だから、背景はもちろん、人物もリアルで、リンクのキャラデザが本当に好きすぎて、恐らく好意を寄せていたにも近い感情を抱いていたと思う。そのぐらいに好きになっていて、小学生の自分からしたら、16歳は大人にも見えて憧れにも近い眼差しで見ていた。
それも含めて、持っている攻略本の一つ、緑の表紙のや、説明書に載っていたキャラを模写してしまう程にその世界観にのめり込んでいった。
ゲームキューブ版のを(一応)クリスマスプレゼントとして通販(そこでしか買えない代物であった)で買ってもらい、それは夕暮れ時に届いた。
未だに憶えている光景で、その配達の人が狙ったのかと思うぐらいだった。指定配達とかしたのかもしれないが(笑)
来た時、喜びながら早速プレイした。
それからというもの、学校が終わった時、長期休暇の時、一年で何度も何度もそのゲームをプレイするぐらいにゼルダシリーズの中で一番好きになっていたゲームになっていた。
未だに憶えているところが多いからよっぽどやっていたのだろう。
綴っているとまたあの地で冒険したくなる。
画像お借りしました!素敵な夕暮れの写真なのです…。黄昏たくなります…。