細かいチェックは、できない人はできない。あきらめよう。
3月になりました。まめだです。
「神は細部に宿る」といいます。
アウトプットの目的によって、どこまでこだわるかはケースバイケースですが、まめだは基本的に、「最終的にお客様が見て、長らく残るものは、きっちり作る」派です。
自分自身が、誤字脱字があったり、箇条書きの要素が並列でなかったり、図の要素の縦横がずれていたりするものを見ると、「イケてない」「頭悪そう」と思ってしまうからです。
しかしながら、まめだの15年の社会人生活で発見したのは、
これらは、見つけられる人と見つけられない人にわかれます。
そして、見つけられないタイプの人に、いくら口酸っぱく言っても、無駄です。
必要性が伝えられていないのでは?
心から腹落ちさせられていない、という意味では、その通りです。
特にBtoCの場合、そういう素人っぽさが出た瞬間、ブランド価値が下がります。まめだのように、細部が気になる人は、よっぽど代替がない場合を除き、そっとその会社の製品・サービスから離反します。製品・サービスそのものでの問題ではなく、お客様に経済的な損害が発生しているわけではないので、クレームになることもありません。よって、その離反は、中の人には伝わらないのです。
目に見える形で「問題」として顕在化しないので、見つけられないタイプの人に、いかにロジカルに説明しても、見つけようというモチベーションにならないのです。
チェックリストを作ればいいのでは?
そう思いますよね。
まめだも、チェックリストがあればできるだろうと思いました。
何人も、チェックリスト運用につきあいました。
それでも、見落としが発生するのです。
なぜなら、見えていないから。
チェックリストを作っても、見えていないものには気付きようがないのです。
後から指摘すると、何が問題なのかは理解してくれます。だからこそ、「わかっていないわけではないのだ」と期待してしまいます。が、チェックリストがあっても、見えないものが見えるようになるわけではありません。
そして、見えないものが見えるようになることは、ほぼありません。
残念ながら。
よって、細かいチェックは、得意な人がやるべし。
結論として細部のチェックは、不得意な人ができるようになることは、まずありません。
得意な人がやりましょう。あきらめて。
不得意な人にがんばらせようとしても、効果は期待できず、お互いストレスになります。いいこと何もありません。
まめだ。