治癒の法則~風邪をひける体になる
家族が引いた風邪をまんまとうつされた。
がんになる前ですら、風邪をひいて熱を出すことはほぼなく、7度5分にとどいたこともない。それが、8度の熱が2日続いて
「へ?!」
と思わず体温計を二度見した。
風邪薬を飲むと熱は下がるけど、薬の効き目が切れると熱が上がる。夜中に背中がぞくぞくしてきて
「ああ、薬が切れてきたな」
と思った。
ということは、薬で熱を下げているだけだから、薬で抑えると同じことの繰り返しになる。ちょっと自分に鞭打って薬なしでやりすごしてみるか、と試してみたら、一晩で平熱に下がった。
人の体には治っていく法則と順番がある。
重要度の高いものが最優先され、そうでないものは後回しになる。
たとえば心筋梗塞や脳梗塞、がんなどの疾患があればそちらを治すことが最優先され、花粉症とか水虫とかは後回しにされる。
そして、心と体では心の治癒が最優先される。
心が病むと気持ちが沈んで日々を楽しめなくなり、QOLは確実に下がる。
その話を聞いて、ふと自分の体験を思い出した。
治癒の法則の一つに、体の内側から体の外側の順番で治っていくというのがある。肝臓疾患なら、肝臓疾患が最優先され、それまであった目の充血などは後回しになる。がんであればがんが最優先され、痒みや湿疹は後回しにされる。
この記事を書いた時は知らなかったのだけど、金属アレルギーには亜鉛不足が関係している。
そして亜鉛はグルタチオンを生成する葉酸回路やメチレーション回路にとても深く関わるミネラルだ。そしてこの回路はメンタルの安定にとても深く関係している。
ある高齢女性の例を出そう。
この人は長年抗うつ剤を飲んでいた。ところが体がだんだん抗うつ剤をうけつけなくなってきた。ある遺伝子検査をしたら、葉酸が取り込みにくい体質であることがわかり、それにあわせた葉酸を処方されたら長年のうつが治ってしまった。
高熱で起きるのもままならなかったせいか、ほぼほぼロクに食事をとらずに過ごしていたけど意外になんとかなっている。
多分水分補給のマグボトルに入れていたフルボ酸と酵素とビワの葉のチンクチャーのおかげだと思う。必要な栄養素だけが無駄なく入ったのもよかったのもしれない。
治癒の法則の四つ目に、上から下へ、というのがある。
四つん這いの姿勢で、頭や背中が「上」腕や脚、手足が「下」とみなす。
この順番で病が抜けていく。
高熱で背中がぞくぞくしてしばらくすると指先が何となくピリピリする感じがした。これが熱が下がると消えていく。熱が上がってしばらくするとまたピリピリする。その繰り返し。
熱はあがったりさがったりで、ちょっと動くと上がっていく。
どういうこっちゃろう?と思ったら、免疫力が低いと熱が上がったり下がったりするらしい。無理はしちゃいかんということか。
それはともかく、風邪をひける体になったんだなあ。ありがたい。