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ホルモン薬で頭がまったくはたらかないんだが。
↑この記事にもあるとおり、noteで記事を書くのはこれが3~4度目くらいになる。書いては全削除、書いては全削除を繰り返して今の形にしたのは理由がある。
3度目に書き直したものは、セルフケアで使ったホメオパシーの記録だった。いくつか記事を書いていくうち、前に書いたのと同じ内容のものを繰り返し書いていることに気づいて「あ、これはいかん」と思って全削除したいきさつがある。そのくらい頭が使いものにならなくなっていた。
つくづく思う。薬ってこわい。
ここから先はちょっと昔話。
乳がんが見つかってすぐ、タモキシフェンを飲み始めた。
飲み始めてまもない頃、副作用が出始めた。
施術しながら患者さんと世間話をしていた時のこと。
話の内容がまったく頭に入ってこない。
それに気づいた時「やばい!」と思った。
それからしばらくして全摘手術を受けた。
手術直後から不眠状態に陥った。
病室のベッドで一睡もできない。
横になって目を瞑っているのに、意識がはっきりしていて眠れない。
仕方がないから睡眠導入剤を出してもらって飲んだけど、それでもまったく眠れない。
退院後しばらくすると少しは眠れるようになったけど、それもよくて3時間程度。そんな状態が術後ずっと続いていた。
不眠とホルモン療法のコンボ。
ホルモンにかかわる薬は脳によくない影響を及ぼす。手術で使った麻酔も体に合わなかったんだろう。術後撮った写真はどれもむくんだ顔をしていた。
この時期は諸々の判断力がおかしくなっていたと思う。
今振り返っていろいろ思い返すと「おかしい」けど、当時はその自覚すらなくなっていた。
最初に乳がんが見つかってから5年3か月。
胸骨の右のきわにあるリンパ節に、数ミリ程度のごく小さいがんができていた。再発だった。放射線治療の後にホルモン療法をすること、これまでより薬が強くなることを主治医から説明された。
「あー、リュープリンやるのかあ。…仕方ないよなあ」
覚悟はしてたけど、やってみたら思った以上にキツかった。
もともと薬の副作用が出やすい体質なこと、
術後ずっと不眠状態が続いていたことが災いした。
リュープリンのきつさはタモキシフェンの時の比じゃなかった。
脳の中身をひっかきまわされて書き換えられる。
薬に乗っ取られて別の人格になったかのよう。
リュープリンは3年間投与される。
3年目に入ってまもなく、異常な過食が始まった。それも甘いものばかり。
なのに全然太らない。そして眠れない。
さすがにこれはおかしい。ヤバい。
相当マズいことになってる。そう思った。
その頃、睡眠薬を飲むようになって1年が経っていた。
調べてみると睡眠薬は向精神薬と変わらないという。
なので、まずは睡眠薬(ゾルビデム)をやめるところからはじめようと思った。
ゾルビデムをやめようとしたのは、この時が初めてじゃなかった。
ゾルビデムを飲み始めてしばらくして、眠れるようになったから「もういいか」と思い、いきなり飲むのをやめたらリバウンドして量が増えてしまった。
ゾルビデムにはリバウンドがある。
自分が飲んでいる薬の知識がまったくなかったせいで、断薬に失敗した。
その時のことを教訓にして、少しずつ、慎重に量を減らして最終的にゼロを目指すことにした。
ただし、ゾルビデムだけを減らすだけだと失敗しかねないから、ホメオパシーの力を借りようと思った。
マザーチンクチャーをとりながらゾルビデムを減薬することにした。
最初の1週間で3/4を1/2まで減薬できた。
1ヶ月かけて1/2をキープし2か月目に入った頃、1/4に減薬。
3か月目に1/6に減薬して4か月目に入る前にゾルビデムを卒業できた。
この時使ったのはマザーチンクチャーのアヴィナサティーバ(オーツ麦)。
オーツ麦ミルクは牛乳断ちをする時助けられた。今はヨーグルトとごく少量のバターを除き乳製品はとっていない。
ゾルビデムは腎機能に影響が出る。
なので、腎機能を助けるチンクチャーや睡眠薬の害を除くレメディをいくつかとったのだけど、どうも今一つ回復した感じがなかった。
ホメオパシーに限らず、自然療法、手技療法が「効く」にはそれなりに臓器がしっかり働いて、そこそこ生命力がないと効果が出にくい。
それにプラスして、過去にステロイドなどの薬で症状を抑えていると、それが蓋をして本来の症状を覆い隠してわからなくしてしまう。
私は子供の頃から死なない程度に体が弱く、そこそこ強い薬を小学生の頃から使い続けてきた。抗ヒスタミン軟膏なんて小4の頃から1キロを半月で使い切っていたくらいだ。ステロイドも喘息や手術痕の治療や腱鞘炎で何度も使ってきたし、ボルタレンも中2の頃からずっと常用している。
1年近くホメオパシーを使ってきて、「そういえばステロイドもヒスタミンも鎮痛剤も、レメディとってなかったな」と気づいた。
じゃあ、いっちょ試してみるか。
みたいなノリでとってみたら、レメディの効きがよくなったし、回復も早まった。
先月、金属アレルギーのためにニッケルと銅のレメディ、そして顔面神経麻痺のためにヘルペスゾースターのレメディをとり始めたら、半月ほどして腕やら肘やらあちこちに痒みと発疹が広がった。かといって全身に広がるわけでもなく、痒みと発疹が出た場所を見ると、どうも帯状疱疹が出てくるところに出てきているような気もする。
好転反応とはいえ、なかなかはた迷惑な症状なのだけど、ステロイドや抗ヒスタミン薬で抑えるのも癪だしなあ。
これまでレメディをとってて体に反応が出たことがほぼなかったから、それだけ体が回復してきた証拠なのかもしれない。
とはいえ、痒いよーう( ノД`)シクシク…
つーか、ホルモンてそのホルモンじゃねーよっ!