毒親に自分の子どもを近づけないという判断

続きです。

※妊娠を望まれている方にはもしかしたら不快な内容かもしれません。そのような方は読まれないことを強くおすすめします。

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幸い、つわりはそこまでひどくなることもなく、私は家事のほとんどをこなすことができました。

主人にも、私の朝が早い日には掃除をお願いできるようにもなりました。主人の素晴らしいところは、後回しにせずお願いしてすぐにしてくれるか、いつできるのかを明確にしてくれることです。

それにより、私はお願いする罪悪感を感じずにいろいろなことをお願いすることができました。


子どものことも、つわりが終わり、おなかが少し目立つようになったり、検診のエコーで動く様子を見たり、嬉しそうにお腹に話しかける主人を見ていると、まだ覚悟も何もできていないし別に可愛いとも思えないけれど、主人の遺伝子をつなぐという意味では子どもが産まれたいと成長している限りもう産むしかないのかと半ば諦めのような気持ちになり、今の不安というよりは、産まれてからどうするのかで今度は悩むようになりました。


私は子どもができる前、まさか子どもを異質なものとしか思えないだなんて、こんなことで自分が人知れず悩むとも思っていなかったので、里帰りはせず、なるべく子どもに自分の母親は関わらせたくないと考えていました。

なんとか自分一人で気合いがあればできるはず。

主人も会社で使える休みなどを使うと言ってくれているし、家事全般できる人なので協力すれば問題ないに違いない。

…ですが、いろいろ見聞きするだとか、里帰りしないなんて大変だよ!旦那さん育休とるの?とか、善意からあらゆる人に心配してもらうことでどんどんまた不安になっていきました。


あんな母親ですが、妊娠を報告した時嬉しそうにしていたことも引っかかりました。

育児に関して右も左もわからない、どんな気質の子かも産まれてみなきゃわからない、そもそも可愛いと思えるかもわからない子どもを一人きりで昼間みることになるのか?

追い詰められて取り返しのつかないことをしてしまうかもしれない。

主人も協力的だけど、主人だって子どもに関しては初めての出来事だ。

二人でオロオロしたって、無い知恵を絞って考えたってそれが正しいとは限らない。


里帰りはしないものの、車で1時間ちょっとの距離に実家がある。新居で子どもを迎え、母親がもし望むなら週に何回か手伝いに来てもらえれば心強いと私は思いました。


あんな母親だけど、週に何回か、何時間かならダメージも少ないんじゃないか。

もしかしたら孫を見ると変わるのかもしれない。

私はまだまだ毒親と言い恨みながらも、母親に代わって欲しくて母親の愛を求めていたのかもしれません。


「基本的に私たち二人で産後はがんばりたいけど、行き届かない家事や、買い物も行きづらいかもしれないから、あなたが会社に行っている間、週に1〜2回母に来てもらって手伝ってもらおうと思うんだけど。」



それに対しての主人の答えは頑ななNoでした。