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20241222_Salesforceコミュニティに参加したことで人生が激変している話

1 はじめに

みなさんこんにちは!まめっちです。
こちらはSalesforce Advent Calendar 2024 12/22担当の記事です。

我が家のクリスマスはクリスマス手前の週末にやるので今まさに、オーブンで丸鶏を焼きながらこれを執筆しています。「クリスマスをやる」といっても、夕飯にチキンとケーキを食べるだけなんですが。

さて、今回何を書こうかとしばらく前から悩んでいました。ここにエントリーしたことさえちょっと後悔していました。私に何か価値あることを書けるのだろうかと。

昨年は初めてアドベントカレンダーに参加し、こちらを書いていました。読んでくださった皆様、ありがとうございます。

こちらを読んで改めてSalesforceコミュニティに参加して受けた恩恵2024年版を書きたいなと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

2 コミュニティで得た力がめちゃくちゃ役に立っている

 今年は本当にこれに尽きる年でした。というのも、全社員向け勉強会の開催(イベントの開催)と広報誌を作成する(まめっち)ということが、信じられないことに私の本業になりました。コミュニティに参加した時に自分の身にこんなことが起きるなんて夢にも思っていませんでした。「夢かな」と未だに思うほどです。

ちょっと深堀します

(1)コミュニティに参加したことがなぜ勉強会を企画運営することにつながったの?

 年度当初、私はあるプロジェクトの浸透活動チームに所属しており、具体的にどのように取り組むべきかを皆で試行錯誤していました。その中で、反対されることを覚悟のうえで、勇気を出して勉強会の開催を企画・提案し採用されました。

 なぜそんな提案をするに至ったか。それは、今までのSalesforceコミュニティでのイベント企画・運営の経験、参加者の方々からの感謝の言葉による成功や効果の実感それらを通して、イベント(勉強会)を開催する価値を肌で感じていたからこそだと思っています。

 絶対にやった方がいい!みんなの役に立つ!と私が信じて疑わなかったのはコミュニティでの経験があったからこそです。反対意見もありましたが、自分自身の体験と、その実績が広く紹介されていたことで、やってみましょう!ということになりました。何が自分の身を助けるか人生って本当にわからないなと思いました。

(2)コミュニティに参加したことでイベントで「共感」のエネルギーを感じ、勉強会の工夫として還元することができた

 上手に話せているかは脇に置いておいて、伝えたい気持ちがあるのであればちゃんと自分の言葉で話したり、テキストにしたりした方がいいなとコミュニティに参加して感じるようになりました。それはなぜか。一番は想いを共有することで得られる共感はものすごいエネルギーになると感じたからです。

 特に最近参加しているAdmin女子部特別編。10人未満のこじんまりした会なんですが、参加者の皆さんが普段抱えている想いや経験を共有しあうことでものすごく心が動かされるんですよね。それってめちゃくちゃかけがえのない経験だと思うのです。

 一人で悩んでいてもそれを共有することで、誰かの共感ややる気に繋がり、大きく何かを動かすということを目の前で見ているうちに、それってすごく価値があるんだなと肌で感じることが多い1年でした。

 それらを踏まえ、勉強会では毎回必ず、冒頭にその回のテーマを選定した理由について語るスライドを1枚用意しています。参加する人の状況を想像し、私だったらどんな気持ちで参加しているかを考え、どうしたらその人が共感し、自分ゴトとして話を聞いてくれるか。それを参加者と同じ目線で(偉そうに話しているけど、私も皆さんと同じ単なるイチユーザであることを大前提として)「自分の言葉」で伝えることを大切にしています。

この部分に共感してくださるようなアンケートの回答を見ると「話してよかった、伝わった!」ととても嬉しいです。

(3)コミュニティで受けた恩恵をチームメンバーにも共有し、成功体験という形で経験してもらうことができた

 勉強会は事務局の計らいでチームで取り組むことになりました。詳しい話はここに書いているのでよかったらご覧ください。

 チームメンバーでSalesforceコミュニティイベントに参加したことがあるのはほんのわずか(実は事務局の方がSWTTでの私の発表を聞きに来てくださいました、めちゃくちゃ感謝!)。私の頭の中にある開催イメージをどうやって伝えたらよいか当初ものすごく悩みました。

 なので、初回は時間があったので、いったん全部一人でやってみよう!それでその価値を実感してもらいつつイメージを共有し、いろんな人で回せる形に持っていこう!と考えました。

 1、2回目の勉強会は資料の作成から当日の説明まで、私一人でやっていました。3回目からは私はオープニングとクロージングのみを担当し、Tips紹介などは登壇者を呼んでその方に話をしてもらうという形に変えました。資料作成と当日の説明を分担できたことは私にとっても話す人にとっても良かったなと思っています。私は他のことに専念できるし、登壇者には貴重な経験になります。

 というのも、コミュニティイベントがまさにこの形式でやっていることが多く、その経験をフルに活かすことができました。登壇者は自己紹介スライドを入れましょう!とか。うちではあまりそういう文化がなかった気がするのですが、登壇者を皆に広く知ってもらうことで、その人が今後仕事をやりやすくなるといいなと思っています。ナイス副産物バンザイ!

 あとですね、この前の貞弘さんの夕べで貞弘さんがおっしゃっていたのとまったく同じことですが。この取り組み、ただの勉強会なんで、失敗したって大したことないのです。そのうえ、こんな大勢の前で話す機会なんてそうそうないです。なので、いろんな人たちにこの経験をしてほしいと思っています。

(4)勉強会のサイクルはまさにコミュニティイベント1回のサイクルをお手本に

 勉強会は毎月1回開催することにしています。週次で定例会を開催し、月ごとのテーマをみんなで決め登壇者をはじめ役割分担を決定。開催日から逆算してスケジュールを立て、資料やアンケートを作り、本番を迎えます。終わったらアンケートを全部読み集計。特に取り上げたい内容にすべて回答をし、動画を収録しQRコードにします。それらの全部を広報誌に掲載してリリース。勉強会に参加できなかった人や出向から戻ってきた人、新人さんや中途入社してきた人にも共有できるものに仕上げます。これを毎月です。本業もある中、はっきり言って好きで楽しくなきゃやってられませんが、みな勉強会が終わった後はとても清々しい顔をしているのを見て毎回やってよかったなと思います。
 そして開催のたび、本番中になぜか必ず何かしらのトラブルが起きるのですが、これも経験のうちと思って何度も乗り越えてきました。そういうトラブルは毎回の勉強会振り返りの会で全員で共有し、次に活かすようにしています。

 これらのことってまさにSalesforceコミュニティで経験してきたイベントのサイクルそのもので、コミュニティイベントの企画・運営を経験していなかったら、初回からこんなにスムーズに、ましてや毎月全員に向けて開催するなんてできなかっただろうなと思います。本当に感謝です。

(5)巡り巡って自らへの恩恵に(っていうか自分が一番得しているのではないか説)

 この勉強会の開催を通して、チームで取り組む大切さを大いに実感することができました。noteで何回か書いていますが、企画提案した時は一人でもやるぞ!やらせてくれ!うおー!みたいな勢いだったのですが、チームでやった方がいいですと言って募ってもらい、メンバーが集まってチームとして取り組めたのが本当によかったなと思っています。 なぜかというと、当たり前のことですが、チームで開催することによって、色々最適化されるからです。

 テーマひとつにとってもかなり議論するし、Tipsの中身も30分という短い時間でより価値のある内容を提供したい!という想いでみんなで知恵を絞ります。私の提案した内容だって、ときには(いや結構)反対意見が出てボツになったりすることもたくさんあります。ボツになるのはちょっとへこむけど、それってものすごく健全なことだなと思います。

 チームで取り組むにあたって私が大切にしようと思ったのは「上下関係をつくらないこと」でした。Salesforceコミュニティについても、上下関係や利害関係がないからこそ、健全に活動できる場だと思っています。勉強会のチームメンバーは1年目から30年選手まで、業務も拠点も様々、実にバラエティ豊かなメンバーで構成されています。この思想を取り入れることがとても大切だなと思いました。

 勉強会は私の提案したものだけではなく、みんなで議論していいものにしていったことで無理なく安定したクオリティのものを継続して提供できるようになったと思います。例えば、プロダクト限定で行うのではなく柔軟に構え、今みんなに必要な情報を端的に説明していこう!とか、資料作成は分担しようとか。みんなが提案してくれたことで私は何度も命拾いしてる感があります。みんなありがとう!そしてこの日までにこれをやってほしい!と頼むとみんな真面目でキチンとしているのでちゃんと期日までにかなりのクオリティで仕上げてくれるという経験ができたのもよかったです。

 はじめましての人もそうでない人も、仲間を信じてみんなで、チームで達成していくことを全員が体験できたのは本当によかったなと思いました。

3 最後に

 Salesforceコミュニティでイベントを楽しく企画運営している間に、私が好きで得意なことが仕事として生み出され、それができた時に「それ私できます!やらせてください!今!」と言える準備ができていたわけです。それはSalesforceコミュニティに参加していなかったら発することができない言葉でした。コミュニティに参加する前の自信ゼロの自分には全く想像もできないことでした。

 それらはコミュニティに参加して、経験を積み、それが人の目にもわかる形で発信、共有されていたおかげで手にしたものでした。そしてこれは私一人だけでは決して成しえなかったことでもあるのは忘れてはいけません。

 みなさん、コミュニティに初めて参加した時のことを覚えていますか。特にオフライン(対面開催)のイベントです。一人で不安に思いながら意を決して申込み、現地に足を運んだあの日のことを。

 誰もが初めての経験を乗り越えたからこそ見える景色というのがあると思います。コミュニティの参加、周りで迷っている人がいたら、ぜひ声をかけてあげてください。最初はオンラインでの参加がおすすめかもしれません。心理的ハードルはグッと下がると思います。

 でも慣れてきたらぜひオフライン(対面)のイベントに足を運んでください。そこでしか得られない体験が絶対にあると思います。そして皆さんの体験をぜひ共有してください。それはきっと誰かの何かの一歩につながるはずです。最後に私の好きな言葉を残して終わりたいと思います。

挑戦することで失うものははっきり目に見える。けれど、挑戦することで手に入るものは自分の想像でしか支えることができない。だから短期的に考えると挑戦しないことが正解のように見える。しかし、挑戦することでしか見ることのできない景色がある。その景色を想像する力を持つ人だけが挑戦に向けての一歩を踏み出す勇気を持てる。

ジョンとばななの幸せって何ですか

4 参考情報

(1)昨年2023年のアドベントカレンダー

(2)今年2024年のアドベントカレンダー

(3)ジョンとばななの幸せって何ですか

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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