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木星水瓶座期(2020/12/19~2021/12/29)について

先日7月28日に、逆行中木星魚座から水瓶座へと戻りました。

この木星の動きなのですが、やや特殊で、普段はサインをまたがりまた戻ったりすることはあるにしろ、だいたいひとつのサインを1年かけて滞在するところを、木星水瓶座期に限っては、2つのサインを長く行ったり来たりするんですよね。

2020年12月22日に、20年に1度の木星土星によるグレートコンジャンクションが起こり、その影響もあるかと思いますので、今回は木星の復習も兼ねて、木星水瓶座期について考察をしていこうと思います。

木星の性質について

木星水瓶座期について掘り下げていく前に、まずは木星についておさらいです。

<公転周期>
12年
<発達年齢域>
46~55歳
<支配星座>
射手座/魚座
<主な象徴>
援助/幸運/発展/繁栄/成長/拡散/保護/善の意識/寛容/受動的/楽天的/おおらか/法律/宗教/哲学/イージーさ/虚栄心/浪費/リラックス

ベネフィック(吉星)である木星は、天空のサンタクロースと呼ばれるほど、私たちに大きな幸運や利益をもたらす天体です。

太陽系の中でもその質量は最大で、木星(ジュピター)は、ギリシャ神話では全知全能、神々の王でもある「ゼウス」と呼ばれていました。

その大きさ故、木星は「拡大と発展を司る星」として、太陽の影響力を社会に拡大する手助けをする天体とされています。

これだけを聞けば、
木星って、なんてスーパーラッキースターなの!!」
って、思いがちですが、天体は物の良し悪しを人間レベルの物差しでは測りませんので、今の自分目線で都合の悪いことでも、どんどんどんどん拡大させていきます。
(ちなみに、木星によって増やし過ぎたものを減らす役目が、土星になります。)

ですので、一般的には自分の太陽の真上に木星が訪れる時は、「12年に1度の幸運期」とされていても、場合によっては「全然ラッキーじゃない!」って思われることも起きがちなのが木星です。

全ては宇宙の意図から成り立っているので、人間の自己都合では出来ていないということですね。

木星の性質については、また別記事できちんとまとめることにします。

水瓶座期の木星の動き

水瓶座期での木星の動きをまとめてみました。


2020/12/19 22:08 木星水瓶座入り/5ハウス
2021/05/14 07:40 木星魚座入り/9ハウス
2021/06/21 00:06 木星逆行開始/12ハウス
2021/07/28 21:43 木星水瓶座入り(逆行中)/12ハウス
2021/10/18 14:30 木星逆行終了、順行へ/12ハウス
2021/12/29 13:10 木星魚座入り=魚座期突入/11ハウス

木星水瓶座期について読む

それぞれ天体は、黄道十二星座牡羊座から順にサイン移動を繰り返すのですが、サイン天体が滞在している時、そのサインの特徴は滞在中の天体によって強調されます。

公転周期が12年の木星は、およそ1年毎にサイン移動を繰り返しながら太陽の周りを1周するのですが、いま木星水瓶座のエリアと魚座のエリアを特殊な動きで行き来しながら、水瓶座での学びを木星の意識として社会に拡げる役割を果たしている最中です。

天王星ルーラー(支配星)に持つ水瓶座は束縛を嫌い、自由を好みます。
常に平等であり、普遍的であり、個性を重視します。

そんな水瓶座木星が滞在する期間は、山羊座が築き上げた”常識”とされるものから外れた、一見”非常識”とも見られるようなことがどんどん拡大していきます。

つまり、今までの常識が一気に通用しなくなります。
刷新的なことが加速し拡がるのも、木星水瓶座期の特徴です。

ちなみに、インターネットやウィルスは天王星の象徴でもあるので、拡げる性質を持つ木星水瓶座エリアに滞在する間は、それらが革命を巻き起こすかのように拡がり続ける今の時代の一連の流れは、ごく自然なことなのです。

それはそうと、一通り水瓶座を経験した木星魚座にしばらく滞在したあと、逆行を開始し再び水瓶座に戻る意味を考えたのですが、んーー。

上の木星の動きを見ていただくように、逆行開始、その後サイン移動、逆行終了と、すべて12ハウスで起きているんですよねー。

12ハウスといえば魚座の管轄する領域で、集合的無意識が集まる場所であり、自我である1ハウスからの経験を統合させる場所でもあります。

集合的無意識にグレートコンジャンクション後の新しいスタイルの種蒔きをしたあと、木星魚座を取り込んだままの状態で水瓶座でやり残したことの仕上げにかかり、水瓶座を完成させ魚座へと移行するわけなのですが、魚座期に入った木星が慈愛の精神と共に一気に統合を拡大させるための伏線が見事ですね。

木星順行に戻った後のスピード感が半端なさそうなので、木星の勢いが落ちる逆行期間中に古い観念を見直し、統合に向けて備えておく必要がありそうです。

木星の通った道を、後を追うように土星は現実の足場固めをしていきますので、木星で失敗し振り回されないためには土星を先行して意識しておくと、現実がより生きやすくなります。

新しい時代は、精神面での二極化も加速しますので、加速する時代の流れに取り残され不足感を味わうことがないよう、星を上手く活用して無駄なく生き抜くのもひとつの方法かなと思いますので、もしよろしければ日々の星読み記事を参考に、日常に星の動きを取り入れていただければと思います。








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