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豆本制作で出会った人々《写真編》

2020年4月に創刊した「徳山駅旅グルメ豆本」が豆本シリーズ第1弾でした。山口県でもコロナ禍が社会問題化した時期でしたが、豆本はよく売れました。
豆本を買い求めてくれたのは、メインターゲットの出張者ではなく、地元の市民でした。

私は取材や撮影のプロの仕事ぶりをよく知っています。ただ、私の豆本では、市民の力を生かしたいと当初から考えていました。プロの安定感より、〝素人〟ならではの独自の視点を誌面に反映したかったからです。

取材では、山口県立徳山商工高校の高校生が本当によく頑張ってくれました。
写真撮影では、アマチュア写真家が思う存分に力を発揮してくれました。
これには、JR徳山駅前の専門店「カメラのワタナベ」さんの全面協力がありました。

同店には、日常的に、山口県内外の実力派カメラマンが集います。豆本という新たな広報媒体に興味を示してくれた人をワタナベさんがピックアップしてくれました。

腕利きとはいえ、飲食店取材や料理写真のブツ撮りは初めての人ばかり。私は現場で撮影ディレクションをする中、大変な思いをして、愛機のシャッターを切ってくれました。

「山口県パン豆本」での取材シーン


ワタナベさんには、写真家の手配やケアなど、さまざまなフォローをしていただきました。

その後の「山口県カレー豆本」「山口県パン豆本」「山口県酒豆本」にも、山口県内のアマチュア写真家が参加してくれました。
読者の心に迫る、迫力ある良い写真を撮ってくれました。そのご縁は今もつながっています。

ワタナベさんとは、豆本以外にも、写真の力を生かしたまちづくり施策を一緒に展開しました。

・徳山駅での新幹線撮影会
・徳山動物園での写真撮影会
・商店街探訪ツアー

今年に入り、あらためて、私が病いを患ったことをワタナベさんに報告しました。

「ワタナベカメラの渡辺です。風の便りにはお聞きしておりましたが、色々とあったようで弊社のお客様からもお話をお聞きして心配しておりました。月日も流れて色々と変わってしまいましたが
また、元気に活動されることを楽しみにしております。お時間あるときに、是非店頭にお立ち寄りください。お待ちしております」

ありがたいご返信をいただきました。

ご縁はまだまだ続きます。

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▪️徳山駅旅グルメ豆本とは
山口県周南市の徳山駅前地区の中心市街地活性化を目的に、県外からの出張者をメインターゲットに、市民150人アンケートを実施し、駅前の美味いグルメやスイーツのベスト5を決定しました。「何でも美味しい」では多忙な出張者への訴求力に欠けるので、市民オススメの美味いもののみを厳選して掲載することにしました。
・手のひらサイズのA6判
・1冊200円
・3,000冊完売
・発行は山口県周南市中心市街地活性化協議会(事務局 徳山商工会議所)

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