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お利口さんな文章
文章にはその人のことがもろに出る。
他人様のnoteを見てもそう思う。
心が病むと、後ろ向きな感じが出るし、歳をとると、過去話が増える。
書くのが嫌いな人もいれば、逆に好きな人もいるし、どうしても自分の考えがまとまらず、文章が長くなる人もいる。
残念ながら、素人による長い文章は何を伝えたいのか要点が定まらないことが多い。
新聞社では、他人様の文章を読んで、読みやすく分かりやすく手直しするのをデスク業務という。
親の期待を一身に浴びた長男長女の文章はやはり、お利口さん。例えていえば、履歴書みたいな感じだ。
自著グルメ豆本の編集長として、約100人の高校生や大学生の取材原稿を見てきた。原文をなるだけ残し、手直しはほんの少しにとどめる、のが信条だ。
「自分の文章が、どこをどう変えられたかよく見てください」とお願いしている。
ただ、どこまで見てくれくれているかは分からない。
おもしろい表現をする高校生に対し、エントリーシートに毒されているのか大学生の文体は総じて堅い。
山口市の大学生たちでつくる「山口市cafe豆本」はどうだろうか。2024年12月の発刊予定。
心躍る文章を見てみたい。