広報の助っ人「豆本」①〜レッツ チャレンジ〜
5月に55歳になる私。
2023年は大動脈解離に端を発した3度の大手術を経験し、100日間にわたる病床で、自らの生命について考えました。職場復帰をしましたが、今も引き続き、治療中です。
現在6冊を世に出した豆本は私の人生そのもの、生きたあかしです。
①豆本とは
2020年4月に創刊した「徳山駅旅グルメ豆本」(発行・山口県周南市中心市街地活性化協議会=事務局 徳山商工会議所=)が第一弾になります。目的は地元の人が地元の食の魅力に気づき、地元で食べ歩きを楽しむ地域経済活性化にあります。
地元の人は「うちの街には何もない」という口癖があり、案外、地元の飲食店に足を運びません。いつも、お気に入りのお店ばかりに行ってしまいます。
元地方新聞記者の私は自分の取材力と文章力を生かして、ずっと本を出したかった。しかし、なかなか実現しなかった。
新聞記者をやめ、自分の特性をよく理解できていなかった40代。作家のような想像力や着眼点、文章展開力、筆力は自分にそなわっていないことに気づいた。気付かされた。
私が得意なのはやはり、取材文章。きちんと取材をして、店主さんやその店の特徴を書きだす。
2019年、長崎県五島列島より、山口県周南市・徳山駅前地区中心市街地活性化を担うタウンマネージャーとして着任した(公募)。
コンビナート群を抱える美食の工業都市だが、観光都市ではなく、全国的にはまったく知られていなかった。九州人の私も知っているのは出光興産の製油所ぐらいだった。
この街の1番のお客様は誰か。
それは出張者だった。
私はそこに着目した。
地元の人はその点に気づいても、出張者にどうお金を使っていただくか、具体策と実行力に課題があった。
「出張者をターゲットに、徳山駅前地区のうまい店だけを取り上げるグルメ食べ歩き本を作ろう」
定期ミーティングに提出した豆本の企画書の日付は2019年5月だった。
では、どう具体的に進めていくか。
編集方針は?
誰と組むか?
制作費用は?
その2に続く。
※有料記事にします
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