自分のペースで観光食べ歩きを楽しみたい。そのための自著グルメ豆本
私は、観光ガイドによる案内が苦手、合わない。
どうしても、「教えてやる」という態度が目につき、静かに町を散策できない。
高齢ガイドになればなるほどに。ふるさと長崎では、元社会科の教師が多かった。転職することなく、一つの仕事を勤め上げただけに、染み付いた元職臭は消えることがない。公務員は公務員、銀行員は銀行員という感じに。
自著「グルメ豆本」は「自分のペースで好きに地元グルメを楽しんでほしい」との思いを込めて制作している。観光ガイドを頼みたい人もいれば、自分のペースで知らぬ土地を回り、地元グルメを楽しみたい人がいてもよい。
私のグルメ豆本は山口県と福岡県でこれまでに6冊を世に出した。
記者は新鮮な感性を持つ高校生や大学生の皆様。偏見、忖度なしにその町の美味いものを見つけだし、取材して、本文100文字に思いを込める。料理写真は一眼レフカメラでもよいし、自分のスマートフォンで撮影したものでいい。
大人になると、お気に入りの店が固定化される。
グルメ豆本の大きさは単行本サイズのA6判にこだわる。バッグに入る大きさ。当然、車のダッシュボードにも仕舞える。
次号は「山口市カフェ&カレー豆本」。
12月8日時点で、ほぼすべての編集作業が終わり、校了近し。ネット印刷なので、デザイナーが入稿すると、すべての作業がわれわれの手を離れる。
発刊は12月24日。
今回はシリーズ第7弾。もちろん、国立国会図書館に納本する。
「100年後の日本人が私の豆本を読んでくれるかな」
そう思うと、自著グルメ豆本は「この時代を生きた証」なんだとつくづく思う。
食べ歩き観光が好きな皆様に、グルメ豆本をもっと知ってほしいと心から願う。
地域のよいところに取材の光りを当て続ける。