251 剣客商売

54歳になり、過去を振り返ることが多くなった。大学のとき、1番ハマった小説は池波正太郎の「剣客商売」だった。

なぜだろう?

剣の強さや主人公の生きざま、軽快な文体など、ひかれた理由はいろいろある。

一つ分かっていることがある。

登場人物が醸し出す善悪の中で、悪にも「真なり」があると描いているところに共感を得たと感じる。

歳をとり、病を発症し、子が大人へと成長するころになると、世の中のことがよく見える。

そんな中で、豆本6冊目となる「北九州若松グルメ豆本」が間もなく発刊となる。

商業高校生が記事も写真も担当した。

私は手直しをしたのみ。

ほんと、少し触ったのみ。

編集長・発行人の私にとって、過去最高の出来になるきもしれない。

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