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【新聞記者編】ネタ入手の変容

本当の話。

「今の記者はまず最初のネタ探しをネットで行う」

ベテランのメディア人がそう語った。

まあ、そうなんだろうな、と私。

また昔話と煙たがられるが、
その昔、ネタは人からじかに入手した。
携帯電話が出回る前のこと。

とびきり、よい耳を持つ人が行政や企業など各組織に存在する。

新聞記者はその人を〝ネタ元〟と言ったり、
キーパーソンと言ったりした。

取材内容に応じて、ネタ元は変わる。

記者会見の全国中継を見ても、短く簡潔で的を得た質問は少ない。イライラする。

ズバッとど真ん中がほしい。


今の時代、若手、中堅の新聞記者の離職が目立つという。残るは「あと何年」のベテラン勢。

本社や支社、総局、支局で、鬼の担当デスクが「取材が甘い」などと後輩記者を怒鳴るシーンはもはや皆無なのか。

時代とともに、変わりゆく〝ブンヤ〟さん。

なんか、その変容を書けそうだな。

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