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55歳の私が若者たちに何を伝えられるか(14)「小さな一歩が大事、大切」
大学や仕事で思いが定まらない若い人こそ、「より明確に、より具体的に」とわれわれ部課長の初老世代が優しく言う。
しかし、そう言ったところで、部課長は「今回もよい対応をできた」と自慢げにスッキリするかもしれないが、若者の頭の中にさらなる混乱を引き起こすだけなのだ。
若者の「分かりました」は「あまり分かってない」ことの方が圧倒的だ
まったく全然、依然として、当の本人は腹落ちしていないのだ
辛酸舐め尽くした人なら、よく分かると思う。この手の経験を私も何度も経験し、実証済みだ。
では、どうするか。
今の私なら、こう助言する。
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「その取り組み(プロジェクト)をまずは一歩、小さく始めてみませんか。あなたの思いを紙に箇条書きで書いてみてください」
「0と1」理論かもしれない。
若者に接する大人だって、はじめの一歩を踏み出すのは難しい。
まちづくりの活性化策に例えると、過疎に悩む農漁村の皆様が生産者の直売会を初めて企画したとする。地元にずっと住む農漁業者や兼業さん、役場職員さんは「いきなり人が1000人来たら、対応できない」というかもしれない。
そういったリスクをまず唱え、新しいことをやりたくないという人も必ず現れる。
大丈夫。
「人はそんなに来ませんから」
まずは小さな一歩を踏み出し、その小さな実績を積み重ねていく。そうしても、周囲の心冷め切った人々(大人たち)は何も変わらぬ。
だから、他者に期待してはダメ。
ただ、光りもある。
まちづくりの場合、堅い大人のそのお子さんやお孫さんは「おっ、なんか面白いことが始まった」と気づくかもしれない。
そういった高校生や大学生が私のグルメ豆本取材に参加してくれている。
私にとって、
新しいことを仕掛けるのは生きる糧。
きょうも、「1日に一つ初めてプロジェクト」を実行する。
現役として最前線で頑張れる時間は、長くあるようで、そう長くはない。
あれだけの大病※からほんの少しだけ復活し、職場復帰した今、迷いはない。
ブログを読んでいただき、ありがとうございました。
※2023年3月、StanfordA型動脈解離を発症