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#1 バリキャリ39歳が結婚相手に選んだのは「初回に財布を忘れた男」



39歳のわたしが求める男性像は、
【リードができる人】だった

仕事も順調で、フリーランスとして翻訳の仕事をしていた。出会いはあったし、恋人もいた。気づけば39歳。結婚相談所で探して見つからないなら、数か月でやめよう。3か月くらいできっとわかる。入会のインタビューで彼女は、そう答えていた。

高学歴で自分で仕事ができるほどの女性。どんな時に男性を求めるのだろう。

理想は「穏やかに一緒に過ごせる人でいい。」

と言葉に出したくらいで、具体的にこうしたい。はない女性だった。
雰囲気は、バリキャリという言葉がしっくりくるクールな佇まいに、冷静に淡々と話すその姿から笑顔が出たのは、30分ほど話したあと。笑顔が出るまでにだいぶ時間がかかるタイプなのかもしれない。愛想がないと言われることもあるだろうと感じた。

バリキャリが描いた求める結婚の条件

婚活を始めるにあたり、彼女は以下の条件を最終的に設定し、婚活の過程で何度か修正を加えていった。

  • 年齢は15歳以上離れていても良いが、見た目が若々しい人

  • 学歴が自分と近い(会話の噛み合い具合を重視)

  • 清潔感(白髪でもいいんだけど・・・)

  • リードや気遣いができる

  • 趣味は違ってもよいが、食の好みが合うこと

  • 話が合うことが重要

恋愛経験については「普通にしてきた」と話していたが、実際の印象は「男性慣れしているようには見えず、あまり笑わない女性」だった。

婚活を通じて見えた課題

婚活を始めると、彼女は迷うことなく「会う人」「断る人」を決めていった。しかし、10人ほどと会った時点で、「どの男性とも会話が噛み合わない」と不満を感じ始めた。
彼女の話し方を観察すると、男性の前で楽しく会話している姿が想像できなかった。そこで、試しに彼女と冗談を交えて男性について会話をすることに。

「男性との会話って好きになるまで基本面白くないんだ。」と話してみた

バリキャリ女性にはこの明確に言い放った言葉がハマったのか、軽やかに爽やかに笑顔を見せてくれた。こういうことを言える男性は婚活の世界にどれだけいるのだろうかとも考えた。

「自分からニコッと笑い、男性を安心させると相手の反応も変わるかもしれない。クールな印象は、男性に不安や怖さを与えることもあるから」とアドバイスすると、彼女はこれまでの【仕事のクールなわたし】を想像したのか受け入れ納得し、お見合いでは、男性の良いところを少しずつ共有しながら、出会いを続けていった。

☑実は、予定通り3か月目を迎えてこの段階では、「退会をしたい。」と退会を考え、これまで進んだ進捗をデータで見える化し、次のアクションとして年代が50代とも会いたい人と会う。を取り入れて見事、運命の出会いを見つけます。

初対面で「財布を忘れる男」

そんな彼女が最後に出会った男性は、お見合いで男性がまずやらないハプニングを起こした。
「……今日、実は来てから気づいたんですがお財布を忘れてしまって……。次回お返しします。お見合いに本当やらかしました・・・。すみません。」
彼の言葉に、彼女は内心「初対面で財布を忘れるなんて!」と引いたものの思わずかわいそうに・・・と笑ってしまった。

クールな私が崩れて笑顔になれたのは、彼がくれた言葉だった

初回で財布を忘れるハプニングを起こした彼にくすっと笑えたのは、お見合い開始前から彼が次回の約束をしてきたから。彼女は、「婚活では次回があるとは限らない。でも彼は次回を会った瞬間から考えている。」とポジティブに受け取り、穏やかに「今日私が払うので大丈夫ですよ。(笑)」と答えることができた。
この時、ようやく気づいた。「私が求めていたリードとは、こういうことかもしれない」と。

運命の出会いから、スピード婚へ

その後、3回目のデートで彼から好意を伝えられ、4回目、5回目のデートでは結婚について深く話すように。交際から半年後、二人はスピード婚。
結婚式は二人の好きな和装で行われた。和装を選ぶ人の割合はわずか17.9%。そんな少数派を選んだことも、二人の相性の良さを表していた。

バリキャリ女性たちへ恋のアドバイス

高年収でキャリアを積んできた女性にとって、結婚相手に「リードを求める」ことは重要な要素。

リードの定義を明確に持つことで、婚活はもっと楽になる

彼女が見つけた「リード」は、単にエスコートが上手い男性ではなく、「ハプニングの中、次回の約束を自然にしてくれる男性」だったのかも?あなたにとっての「理想のリード」とは何だろう?
せっかく仕事も頑張ってきたのだから、その積み上げを婚活のエネルギーに変えて、理解を深めることで新たな出会いが生まれるかもしれない。







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