落ち着かない夜に。
寒いですね。年末が近づくと、いつも気ぜわしいのですが、今年はなんだかよりザワザワします。いつもの年とは、違う年の瀬です。不安と隣り合わせで過ごしてきた日々を荷下ろしできず 先に進まねばならない。
会食は控えて、いや4人までならいいとか?私もですが皆さんも 疲れて、疲れ切って 何もできなくなっているかもしれない。
治療の甲斐なく亡くなられる方も増えている。医療従事者は、言いたいこともいっぱいあるだろうが、全てを呑み込んで目の前の治療にあたって下さっている。
目に見えない小さなモノがこんなにも私達を追い詰めるのか と思わずにはいられない。
「負けるな!」勇ましい言葉が あちこちにぶら下がっているが、これは?と考えてしまう。飲食店や観光、イベント企画など 人が動き、集まってなんぼの生業は、人出が減れば収入が減る。なんとか持ちこたえていても、従業員を抱えきれなくなる。病院や介護施設では、やめる人も多く、残された者の負担が増える一方で 外来やオペなどは縮小されて収入が減り、給与が減じられる。「収入がない、でも 負けるな!」って無理でしょ?
そうではなくて、事業を継続するため 雇用を維持するため 生きていくため 具体的な支援につながる情報が 身近に、あちこちにあればいいなと思う。
社会のリーダーには、ぜひ「今を生きるべき。生きていくために〇しよう」と伝えてもらいたい。あれもした、こんなこともしたアピールではなく。
好んで感染した人は、誰もいない。しかし、年末に向かい、医療機関も手薄になる今、これから感染するということは、個人としても社会全体にも危険性が高い。リスキーな場面は、いくつか挙げられている。
自分は大丈夫と思うのだけれど、それでも最大限に防御して過ごす年末にしたい。
都市に暮らす人達だけでなく、地方においても、若い世代にとっても 医療の逼迫は大きな問題だ。持病のある方だけでなく、妊婦さんや赤ちゃんを産んだばかりのお母さん、小さな子を育てているご家族にとっては、休日救急が機能していることが特に重要なので、地域医療をこれ以上逼迫させてはいけないですよね。更に、私が知っていただきたいのは、支援を求めることを躊躇する人がいる、ということ。
予期しない妊娠について、半年ほど前にブログに書いた記事です。緊急避妊ピルについて、オンライン受診については、ほぼ変わりないのですが、ワンストップセンターへのつながり方が変わっていますので、加筆させていただきたい。
共通番号をダイヤルすれば、お住まいの地域に近い支援センターにつながります。支援員は情報を守秘しますし、困難な状況であっても 適切なアドバイスをし、寄り添ってくれます。
ひとりで悩まないで 相談してほしい。
相談するだけでもいいので。
ブログにもありますが、(社団)日本家族計画協会のHPには、相談に乗ってくれる薬局名とアクセスが掲載されています。身近な薬局には、体に関わる様々な情報がありますので、あらゆる世代のお役に立てると思います。ぜひ利用してみてください。
今回は、このような内容になりました。明日は クリスマスイブですが、どうか皆さま心も体もお元気で お過ごしくださいね。
Merry Christmas.
七色でした。