発達障害と診断されました
こんにちは。豆です。現在は大学4年生で10月に就職活動を終え、実家に帰省してアルバイトを探したり、卒論作成に励んでいます。
さて、今日は発達障害であると診断を受けた話をします。
①発達診断の結果と感想
簡単に説明すると私は就職活動に失敗して、自分が発達障害であると疑いました。そこで、心療内科に相談しに行き、11月2日にその結果が分かったので、今日はその結果についてnoteにて報告させて頂きます。
がっつりADHD(注意欠如多動性)・ASD(自閉症スペクトラム)と診断されました。グレーゾーンを疑っていたものの診断書を頂いたので、正真正銘の障害者として認定されました(笑)
感想としては、不注意にかなり悩まされていて受診したのでADHDだけを疑っていましたが、ASDと診断されたのは正直少しショックでしたね。実は未だにASDは誤診ではないのかとほんの少し疑っています。また、こんなにあっさり診断されたけど大丈夫か?という不安もあります。
まぁでも今は前は向いていますね。これから、自分の障害と向き合い、これからどう行動していけばよいか本やインターネットで情報を集めたいと思います。得意・不得意を明確にして、得意は伸ばしていきたいですし、不得意は少しずつ治していきたいと思っています。
因みに仕事をしていなくて困り事が無いので薬は処方はしないことにしました。
②発達診断レポート(料金・時期)
発達障害と診断されるまでの経緯について簡単に報告します。
私は11月から就活をスタートしたものの、8月まで内定を頂くことができませんでした。およそ30社近く応募、3社最終面接までは進み全て落ちてしまいました。
今までにないくらい落ち込み、悲しみ、漠然とした不安に襲われました。食欲も無くなって、このままでは就職活動を続けられないと思うようにもなり、心療内科を受診しようと考えました。
同時に、他の人が出来ることを自分は出来ないという劣等感も感じるようになりました。アルバイトで失敗して「お前は今までで一番使えない」と言われたり、小中学生の頃に勉強が苦手で高校受験に失敗したという辛い経験などを思い出しました。
恐らく今までは学業や部活動など、他の人より人一倍努力すれば何とかくらいついいていけることが出来たため、上記のような劣等感にさいなまれても努力して他の人より優位に立つことで自分は発達障害ではないと誤魔化すことができました。
ですが、今回の就職活動での失敗を受け、自分は何をするにも他の人より倍時間がかかる(要領が悪い)と自覚しました。遅かれ早かれ、社会に出てからは全員が努力するので自分の要領だと絶対に追いつけない事実が明らかになると考えました。今なら余裕を持って発達診断を受けることが出来ると考え、そこから直ぐに発達診断を受けることを決意しました。
以上の経緯から就活について相談できる且つ大人の発達障害を見てもらえる病院について探しました。(ちなみに9月あたりには就活失敗の事実を受け止め、行動することが出来たので就活で病むことは無くなった)
以下は簡単に発達診断を受ける流れです。
発達診断結果までの流れとしては予約→診察→知能検査→心理カウンセラーの聞き取り(質問に答える)→結果発表 みたいな形で2ヵ月少しで結果が分かりました。
肝心なのはまず、病院探しでした。予約をすぐに受けることが出来て、尚且つ大人の発達診断を行っている病院を探す必要がありました。多くの病院ではやはり、子供の発達障害専門の病院ばかりでした。また、大人の発達障害を見ることができても、週に2日しかやっていなかったり、忙しすぎて予約が1日で埋まってしまうなど中々見つけることに苦労しました。
ようやく見つけたのが、自転車で50分もかかる病院でした。
病院のスペックとしては地方中枢都市の端にある田舎の病院です。日曜日以外は基本的に病院は行っていましたが、訪問診療も行っているため中々医者がいない状況でした。そのため、予約をとれるのが、出来ても2週間後でした。
病院を見つけてからは急いで電話をして、何とか予約を取ることに成功しました。
初診の内容としてはまず心理カウンセラーの方と20分相談して医者に5分くらい診療してもらったという形でした。その後、診断を受けるまでの説明を受け、知能検査や聞き取りをしていったという形です。
知能検査はWISCⅣと呼ばれるIQテストを受けました。図形を組み立てて形を作ったり、適当な言語を説明したり、数字を覚えたり、計算問題をしたり、などを心理カウンセラーの方と約80分行いました。
聞き取りは心理カウンセラーの方と一対一で今の困り事を相談したり、これまでの経歴、学校生活で大変だったことを話しました。また、こういった困り事はありますか?というような質問タイムもありました。およそ1時間ほど話しました。
そして、先日、結果をお医者さんから結果を伝えられたという形になります。
正直に言うと、もっとお医者さんと話したかったですね。結局、医者と「診断を受けさせてください」と「診断結果は・・・です」、という短めの診察しかできませんでした。お医者さんだと長年患者を見てきた経験から一目で分かると思うので、そういった点も話したかったです。障害の内容について医者とゆっくり質問をしたいと思ったのですが、分からないことは心理カウンセラーの方に相談してくださいということだったので、気の弱い自分は言い出すことが出来ませんでした。
でも、値段はかなり良心的だったと思います。何人か同じように診察を受けた方の口コミを見てみると私の診察料の倍くらいだったと思います。ちなみに保険料適応外だった診断料は少し高くつくので注意が必要ですね。
③WISCⅣの結果と考察
上記がWISCⅣ知能検査の結果となります。
言語理解・知覚推理が凸、ワーキングメモリ・処理速度が凹となり、IQは丁度100となりました。
数値に関して言えば、特に目立った差はありませんでした。発達障害の方の多くはここでかなりの差が出ると聞いたので、意外でしたね。
予想 ワーキングメモリ>知覚推理>処理速度>言語理解
結果 言語理解≒知覚推理>ワーキングメモリ>処理速度
前に考察した予想とは大きくかけ離れていました。言語理解の数値が高かったのは恐らく説明する能力は低かったものの、知識量があったため、そこで一番評価されたのだと思います。
ワーキングメモリが低かったのは計算力の部分に自信があった一方で聞いたことを覚える力が低かったことが誤算でした。
知覚推理や処理速度については予想通りでした。
この結果から分かるのは、処理速度→要領が悪い・ワーキングメモリ→理解力が低いという短所です。仕事にも大きく影響してくると思うのでこの短所をこれから見つめなおしていきたいと思います。
④これからやるべきことについて
発達診断の結果を受け、自分には大きく3つやることがあります。
1 自身の障害への理解を深め、短所を直す
2 親に障害診断されたことを伝える
3 これからの進路についてもう一度考え直す
1については、発達障害についての本を沢山読むことで、自分自身を見つめなおしたいと思います。今始めている事の一つとして、吉濱ツトムさんという発達障害カウンセラーの方の著書「ブレインマネジメント」を読んでいます。こういった、障害当事者の本を読むことで、自分自身の特性を言語化して日常生活で対策を練ることが出来るようにしたいと考えます。
2については非常に勇気のいることだと思います。心配されることはもちろんのこと、親自身が自分を責めることになるかもしれないからです。ですが、これから仕事を続けていく中でどうしても隠し通すことは難しいと思います。噓をつくことは自分も苦手なので、正直になることはこれからの人生の進歩だと思って勇気を持って報告します。
3については進路先は決定しましたが改めてその進路先でいいのかということについて考えたいと思います。それだけではなく人生設計も見直していきたいと思います。お金のこと、人間関係のこと、様々な選択が可能な20代の人生を無駄にしないようにこれからの人生を考え、見つめなおしたいと思います。
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