NEWタイプの娘の「コミュニケーション用スイッチ」
スイッチに合わせるのではなく、【スイッチを本人に合わせたい!】
およそ7年に亘る、コミュニケーションに使えるスイッチ探し。
1番こだわったのは、
【まめちゃんのコミュニケーションスタイルに、スイッチを合わせること。】
"得意な動きや、動かせるところで”
というのとは、
またすこ〜〜し違う"こだわり"でした。
なぜなら、得意な動きや、動かせるところも、他にもあるし、
本人が、コミュニケーションと、遊び等で使い分けていたからです。
まめちゃんは、コミュニケーションをとる時、遊ぶ時、音楽を演奏する時など、手指足口を使い分けます。
それでも、コミュニケーションに使えるスイッチにはなかなか巡り合えず、押す、握る、触れる、引くなど、何種類も試しました。
でも、全部できませんでした。
いや、そうではない。
できなかったんじゃない。
まめちゃんのコミュニケーションスタイルに合わなかったのです。
そうだ!貼っちゃえ!貼り付けちゃえ!
"ピエゾセンサを【手の甲】に貼る"
というやり方は、他では聞いたことがありませんでした。
そこに辿り着くまで、何を試してもことごとくハマりませんでした…
ある日、まめちゃんのコミュニケーションスタイルにピッタリなのは、手の甲に貼りつけて、反応するスイッチ(センサ)なんだよなぁ。
そういうのがあればなぁーと思い、そういうのがないものか?と聞いてみました。
「いやー…ピエゾセンサは貼れるけどー、大体、目とか、まぁ顔ですかねぇ」とか、
「手の親指の付け根はやることあるけど…手の甲?!?!反応しないと思うよ〜」などと後ろ向きの意見しかかえってきませんでした。
まだ、今よりもスイッチの知識が浅かったので、言われるがまま、そうなのかぁ…手の甲に貼って使えるスイッチはないのか…と受け入れてしまいました。
そして、まめちゃんのコミュニケーションスタイルに合わないスイッチを、また繰り返し試す日々が続きました。
それからだいぶ月日が経ったある日、私は、どうしても試したくなった。
やり尽くして、やり尽くして…
考えて、考えて
やっぱり、ピエゾセンサを手の甲に貼ろう!と思いました。
なんでみんな、"センサは顔に貼る"って言うんだろ?別に、どこに貼ったって良くない?
たぶん、きっと、うまくいく!
根拠のない自信がありました。
何故かわからないけど、およそ7年の、スイッチ探し暗黒の時代が終わる気がしたのです。
もう居ても立っても居られませんでした。
こういう時の、親の勘は、大抵うまくいく。
そして、お試しの日。
お喋りをしたり、いつも通りまめちゃんに質問をしながら、手の甲に貼ってみました。
すると、まめちゃんの返事に合わせて、センサが反応する音が鳴るではないか!
まめちゃん自身も、その音にすぐ気づき、ドヤ顔で、食い気味に返事をしている!!
大成功でした。
ようやく
まめちゃんのコミュニケーションスタイルを貫かせてあげる事ができる、スイッチが、見つかったのです。