読書「相手を変える習慣力⑥完」~理想の人になりきる~
今回は「相手を変える習慣力」を読んだ感想をアウトプットします。
私は部下とのコミュニケーションに課題を抱えています。
その打開策となればと思い、本書を手に取りました。
Chapter 6ではリーダーとして大切なことや相手と向き合い方について述べられています。
・自分をさらけ出すということ
リーダーは弱い人間と見られたくなかったり、強いリーダーとして見られなければならないという使命感からなかなか「自分をさらけ出すこと」が出来ないと述べられています。人はわからないものには不安や恐怖を感じるため、リーダーの弱い部分や情けない部分を出されることによって、その人の潜在意識が安心します。自分との関係性を深めるために、思い切って自分をさらけ出すリーダーを人は馬鹿せず、むしろ勇気のある人とみなすと書かれています。
・思い込みによる習慣づくり
嫌な仕事をしているときなどネガティブな感情なときは「今はこれをやっている場合なんだ。これが未来を作るんだ!」と無理やり思い込んでやる習慣をもつと、いつのまにか淡々とルーティンをこなすようになると述べられています。
・モデリングを使って部下を育てる
モデリングとは目指したい姿を思い浮かべ、その人になりきった状態で行動すること、と書かれています。これは頭の中でこの人だったらどう言動するのか考え、実行することを習慣化することで相手の望む姿に近づけられる効果があります。ただし、後輩や部下を教育する立場の人の場合は、お互いの関係性がしっかりできてからのアプローチが良いと述べられています。相手の潜在意識に入れない状態だとなかなか上手くいかないため、相手を承認して関係性を強める必要があります。
~終わりに~
この本を読んで、これまで気にしたことのない新鮮なノウハウを知ることができました。立場上は高い位置にいても、一人の人間としてヨコの関係で接することや、相手の可能性を承認していると表すといったこと。今後はこれらを「知っている」から「やっている」に変えていきたいなと思います。
そして、マネージャーとなったときは「知らず知らずのうちに」相手を承認でき、動かせる人間になれたらいいなと思います。