転勤してみて感じたこと ~転職より転勤?~
7月で転勤してからまる1年が経ちます。前の職場のほうがよかったかな?と思うこともありましたが、1年経った今では「転勤してよかった」と断言できます。今日は転勤で感じたメリットを率直に書いていきたいと思います。
・転勤で組織に対するメタ認知力が磨かれる
転勤してきてまず感じたのは職場の違和感の多さです。「あの先輩はなんでこんなやり方を続けているんだろう・・」というような「何様なの?」と言われかねないようなことばかり思っていました。私はこれまで”コンサルスキルの高い人”ではなく、どちらかと言えば「まだ同じやり方を続けているの?」と笑われるような人間です。そんな私でもたくさん指摘できるのですから、「転勤をすれば誰でも感じるものなんじゃないのかな?」と思います。ということは、私が感じている違和感は氷山の一角に過ぎないんじゃないかな?とも思えてきます。
私の周りには10年以上同じ部署で働いている社員もいます。皆非常に優秀なのですが、このような”組織に対するメタ認知力”が低いせいなのか多くのところで非効率な働き方は見受けられます。こんな私でさえ感じられることなのでそのような方々であればもっと多くのことが見えるはず。少しもったいないなと勝手ながら感じています。
・転勤で仕事を遅らせる思い込みを減らす
転勤してから徐々に感じてきたメリットは「精神的にラクに働ける」という点です。これは元の職場と比較してヘンなしがらみにとらわれずに過ごせているところが大きいのかなと感じています。元の職場は入社してから5年近く過ごしてきた言わば実家のようなところ。たしかに私のことを家族のように扱ってくれますが、言いづらかったり動きづらいところもある。私の性格上、そういったヘンなしがらみ(余計な配慮)が仕事のスピードと自身の成長を遅らせていたんだなと思います。
このように「○○さんは△△だから」というような、”いつの日か誰かに植え付けられた思い込み”で気後れして仕事が停滞してしまうことは誰にでもあるのではないでしょうか?そんなことに気づき始めたら転勤をするのも一つの手なのかもしれません。
私は転勤してからはそのようなことには一切気にならなくなりました。よくも悪くもクールに仕事ができる環境にいることができています。私にとっては肩の力を抜いて仕事ができているなと感じており、この変化は非常にポジティブにとらえています。
・転勤という選択もあり?
最近の若手界隈では「転職をしたい!」というような声を多く聞きます。私も元の職場で上司にいじめられていたときにストレスのせいから転職したいと思ったこともあったのですが、転勤したことでまるで転職をしたかのような状況になりました。転職を勧める広告を見ることも多いですが、転職はリスクが非常に高い行動です。もし環境が嫌で転職を考えているという方は”転勤する”という選択もありなのではないのでしょうか?