【たなまち農園日誌 20190409】 〜植物が動く瞬間〜
見たことがあるんです。
僕が中学校1年生のとき、マンション下の庭にヤマノイモの種がまぎれこんできた。
毎年、春から夏にかけて、そのヤマノイモはツルをどんどん伸ばしては秋に枯れ、その翌年には、また種芋のある場所からツルを伸ばしてく。
夏頃だったかな。風もなく、晴天のある日、僕はツルの先端ををじーっと観ていた。(今思えば、なぜあんなに集中してツルの先端を観たいたのかわからない。)
ヌルって感じに、ツルの先端が動いたんです!風も吹いていないのに。
そのとき、僕はひとつの衝撃を受けた。
ああ、植物も普段気づかないだけで、ゆっくりと動いているんだ。と。
そんなことを思い出したのが、この日のキュウリの発芽。
早朝にハウスの中を確認したときは、どのポットも芽は出てきておらず、写真みたいな感じ。
それが、1、2時間くらいすると、土がもこもこしてきて、
お昼くらいには、ニョキッと地面から顔を出し、
夕方には、どうだ!と言わんばかりに誇らしげに二葉を広げていた。それも、ほぼすべてのポットが一斉に。僕にとってはすごい光景だ。(すいません、写真はナシ)
嬉しくなって、八尋さんに
「朝まで出てきてなかったキュウリがこんなに一斉に発芽しましたね!」
というと、
八尋さん
「まあそんなもんだ。」
とあっさり。
八尋さんはこの光景を40回近くみているのだから、八尋さんにとってはごくごく当たり前の光景だったよう。
さて、ハチを日課の散歩に連れてく。
何度写真をとっても、うまく顔を隠され、1枚もいい写真とれず。。
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