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気になる!インドの水回り事情

インドと聞いて日本人が一番気にする面といえば、やはりトイレやシャワーなどの〈水回り〉ではないでしょうか。
結論から言うと結構普通。でも不便!です。
今回は私が実際に見て、体感したデリー空港やリシケシの街での水回り事情をお伝えします。
あくまで個人的なので、インドの街のすべてが当てはまるわけではありません。その点だけご了承ください!


トイレの使い方

必ずトイレの横についているハンドシャワー

まずは絶対チェックしておきたいトイレ事情から。
行く前はボットン便所しかいないと思っていたが、結構な割合で水洗トイレが主流。(街の公衆トイレはいまだにボットンだが)
ただし、日本との大きな違いがペーパーがないという点だ。
ペーパーの代わりに必ずトイレの横に写真のようなハンドシャワーが付いている。
要はこいつがウォシュレットの代わりで、用を足した後、ハンドルを握って水を流してきれいにするのがインド式だ。

ここで問題です。
シャワーで濡れたお股はどうすればよいでしょうか。
正解は・・・

【手でふく】でした!!!!
インドの人曰く『シャワーできれいになっているから手で拭いても問題ない』そうだ。

しかし35年間ペーパーで拭いてきた身にとって、手で拭く行為は非常にハードルが高い。
というか流した水分を手で拭きとりきれない。
ここでまたしてもインドの人曰く『多少濡れていても問題ない』そうだ。

ここまで読んで「無理かも」と思った方。安心してほしい。
リシケシは観光地なので、ちゃんとトイレットペーパーが売っている。(1つ35ルピー前後とお高めだが)
私はトイレットペーパーを購入して自分の部屋に常備しておくことに。
しかしここでまた問題が発生。
ペーパーがない、つまり自分の部屋以外の場所でトイレに行けなくなってしまったのだ。
その結果、水分を控えたり、💩が出そうでも我慢したりと、あまりリラックスして過ごすことができなかった。
同期達はさっさと克服してインド式ウォシュレットに慣れていったので、私も早く抵抗感をなくせばよかった。とほほ。

シャワー事情

ゲストハウスのシャワールーム

お風呂大好き日本人の代表のような私。
やはり一番困ったのがシャワー事情かもしれない。
インドではバスタブは基本なし。
むしろバスタブが必ずある国のほうが少数派なのでこれは想定の範囲内。
まず日本との大きな違いで、必ず押さえておきたいポイントは
決まった容量のお湯しか使う事ができない、という点だ。
日本では瞬間湯沸かし器が一般的なので、捻ればすぐにお湯が出るが、インドでは貯水式給湯器が一般的なので、一定量のお湯しか貯められず、その量を使ってしまうと15分ほどお湯が出てこないのだ。
アシュラム生活をするとシャワールームをシェアすることが多いだろう。
調子に乗って一人目が使いすぎると、二人目はしばらく待たないとお湯が出てこないなんてハメに。

次にシャワーヘッドが固定式な点。
日本の可動式に慣れていると当てたいところにシャワーが当たらないのがプチストレスに。
もっとここをガシガシ洗いたいのに、洗っても流せないな、とあきらめざるを得ない。
また停電と断水がしょっちゅうあるので、頭を洗っている最中に水になる、もしくは出なくなる、ということもしばしば。(私は過去3回水になった)
断水対策としては、必ずバケツに水を貯めておくことをオススメします。
水シャワーになった場合は・・・慈悲の心と気合で何とかしましょう。

手洗い事情

日本の手洗い表

インドといえばインド株なんて呼ばれるウイルスが大流行したのが記憶に新しい。
その後、国民たちは手を石鹸で洗ったり消毒したりするようになったのだろうか。
結論は、手洗いは習慣化されていない。
デリー空港やデラドゥーン空港では石鹸とペーパータオルが完備されているのだが、リシケシの街で食事前に手を洗う人をほぼ、見たことがない。(我らのナラヤン先生は毎回洗っていた!)
飲食店でもまず机を拭かないし、座るところも食べこぼしを拭かない。
先ほどのトイレ後手で拭く話に戻るが、手で拭いても水で流すだけで、石鹸はほとんど使われていない印象だ。

ではインド人は不衛生なのだろうか?
日本から見たら気になるかもしれないが、インドの人にとって、水で流す=浄化という考えがあるので彼ら的には最終的に水で流していればOKなのだ。
郷に入れば郷に従え。彼らの習慣を私たちの習慣であーだこーだと言ってはいけない。

その分、風邪をひかないために鼻うがいや、銅を使った舌磨きが一般的だ。
何をもって清潔とするかは国によって異なる。
気になるのであればおしりふきを購入し、常に持ち歩いていればよいのだ。

雑談

ちなみに、水で流しておけば浄化、という価値観なので、お部屋の掃除に入ってもらうと床がべちゃべちゃ。トイレも座るところがびちゃびちゃ。
机を拭いてくれって言ったら机もびしゃびしゃ、ということがしょっちゅうあった。
日本人は怒らず、「dry paper please」と伝えればなんとかなる。

まとめ

インドの水回りについてお伝えしました。
空港はキレイだが、やはり街に出ると日本との違いで違和感を感じるかもしれません。
しかし、慣れてしまえば大丈夫。どうしても気になる場合は除菌シートを日本から持って行ったり、現地で電気ケトルを購入し、いつでもお湯が作れる状態にしておくのをオススメします。
この情報が、皆さんのお役に立ちますように!

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