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愛情を感じる瞬間: いつものお見送り
こんにちは、たまごごはんです!
毎日、サンボが自転車にまたがり、公園へ向かう姿を見送る時間がやってくる。8歳になったサンボは、自分だけの世界を広げるように、力強くペダルを踏む。その後ろ姿を見て、頼もしく思う反面、心配の種も尽きない。
「車が多い交差点、大丈夫かな」
「転んだり、誰かとぶつかったりしないかな」
そんな不安が押し寄せるたび、私は決まって交差点のところまで見送る。サンボが信号を無事に渡りきったのを確認すると、大きな声で言うのだ。
「いってらっしゃい! 楽しんできてね!」
その声に応えるように、サンボは振り返り、決まってこう聞く。
「ママ、今日のご飯は何?」
「〇〇だよ」と答えると、サンボは笑顔になり、いつもこう言う。
「俺の好きなものばっかり! 楽しみに帰ってくるね!」
そして、自転車をこいでいく後ろ姿がどんどん小さくなる。その姿を見ていると、まるでサンボが「絶対に帰ってくるよ」と約束してくれているように思えてならない。
サンボが生まれてから、私はこの気持ちを何度経験しただろう。不安や心配の波が押し寄せる中で、それをかき消すように成長していくサンボの姿を見るたびに、安心と誇らしさが交互に心を満たす。
これからもサンボはもっと大きくなり、もっと遠くへ羽ばたいていく。そのたびに、私はまた同じような気持ちになるのだろう。そして、いつかサンボが私の元を巣立っていくその日まで、私はこの寄せては返すような感情を繰り返しながら、見守り続けるのだと思う。
そんな日常の中で、サンボはいつも、私の不安を優しい言葉や笑顔で吹き飛ばしてくれる。
「ママ、ただいま!」
帰ってきたときのその声を聞くたびに、私は思う。この瞬間がある限り、どんなに心配でも、私は何度でも送り出せる、と。
毎日の小さなやりとりだけれど、それは私たち親子にとって、大切な絆そのものだ。サンボがまだ気づいていなくても、いつか成長したサンボが思い出してくれる日が来ることを願っている。
あなたが感じたことのある親子の愛情を感じる瞬間はどんなときですか?
コメントで、あなたの愛情を感じた瞬間のエピソードを教えてくださいね。