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愛情を感じる瞬間:夜空に響く愛の旋律


こんにちは、たまごごはんです!
夜、部屋の明かりを消し、静寂が訪れるその瞬間。サンボが枕に頭を預け、眠る準備をすると、私の中に湧き上がるのは、ただただサンボに安心を届けたいという想いです。どんなに忙しかった日でも、どんなに大変だった日でも、この瞬間だけは特別です。

「ゆりかごの唄や 七つの子、ねんねんころりよ……」
私の歌声が優しく部屋を包むと、サンボのまぶたは自然と重くなり、安らかな表情を見せます。それは、彼がお腹に宿ったあの日から始まった私たちだけの小さな儀式。

妊娠中、私は毎晩お腹に手を当てながら、そっと歌を口ずさんでいました。何か特別な理由があったわけではありません。ただ、そこにいる命が私の声を聞いて安心してくれる気がして、心を込めて歌い続けました。お腹の中で大切に育まれた命が生まれてきたとき、その習慣は自然と引き継がれたのです。

サンボが初めて泣き止まなかった夜も、私が震える手で抱きながら「赤とんぼ」を歌ったとき、サンボの泣き声が少しずつ小さくなり、眠りについたことを思い出します。あのとき私は初めて、母親としての自分に少しだけ自信を持てたのです。歌うことで、サンボと私は繋がっていると感じられる瞬間。それは、何物にも代えがたい宝物でした。

私自身も幼い頃、母に歌ってもらっていた歌をこうしてサンボに届けていることを、不思議に思います。眠りにつく間際、母の歌声を聞きながら感じたあの温もりは、私の記憶の中で消えることなく残っています。そして、今、その温もりが私からサンボへと受け継がれているのだと知ると、胸がじんわりと熱くなるのです。

どんな日でも、私の歌を聞くとサンボは安心した顔で目を閉じます。その姿を見ていると、日々の忙しさや疲れがすっと消えていくような気がします。母と子の間に流れるこの静かな時間は、何にも邪魔されない私たちだけのもの。

私が歌う子守唄は、決して特別なものではありません。けれど、サンボにとっては「ママの声」という何よりも大切な要素が詰まっています。歌詞やメロディーがどうであれ、そこには確かに愛があり、安心があり、絆があるのです。

サンボがいつか成長して、大きくなり、私の声が届かない場所に旅立つ日が来るかもしれません。それでも私は願います。もし不安や孤独に包まれる夜があれば、ふと私の歌を思い出してほしいと。そしてその時、彼の心に小さな灯りがともりますように。

母と子。歌に乗せて紡ぐ愛の物語。そこには、言葉を超えた温かさがあります。歌声が繋ぐ記憶は、これからも永遠に響き続けるでしょう。

お母さんとやお子さんとの愛情を感じた心温まる瞬間はどんな時ですか??
良かったらコメントで教えてくださいね!

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