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【前編】漫画著者×ママリ編集者対談📝30代で亡くなった女性とその姉を描く『子宮頸がんと闘った妹の話』つきママさん編

ママリ編集者のみやざわが、気になる漫画著者の方をお招きして、漫画の背景について語り合う対談企画。
今回は、フォロワーさんの闘病体験をインスタグラム・ブログで漫画化しているつきママさんをお招きして開催しました。

この対談の登場人物

※記事内では敬称略で記載させていただきます

みやざわ:小5男子、小3女子の母
つきママ:中学3年生、中学1年生、3歳の母

1.『子宮頸がんと闘った妹の話』制作の背景

漫画『子宮頸がんと闘った妹の話』はこちらから読めます

みやざわ:30代という若さで子宮頸がんにかかった女性を描いた『子宮頸がんと闘った妹の話』、ママリの配信では大きな注目を集めました。

©tsukimama34
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読者はもちろん、編集部を含む社内からも「涙が止まらなかった」「読み終えたあと、子宮頸がん検診を予約した」といった声があがったほどです。

つきママ:ありがとうございます。もともとインスタグラムでフォロワーさんの闘病体験談を投稿し始めたのは、自分が病気をしたのがきっかけでした。

私は病院にあまり行かないタイプだったのですが、強い頭痛に悩まされた時期があって。同僚に勧められて受診したら病気が見つかったんです。

病院なんて行っても行かなくても同じと思っていたのですが「気になったら受診しないといけないな」と思って。誰かの受診のきっかけになればと思って書いています。

『子宮頸がんと闘った妹の話』については体験談をいただいてから8~9か月かけて制作しました。

2. 子宮頸がんは特に、ママ世代の方に気を付けてほしい

みやざわ:数ある病気の中でも「子宮頸がん」というテーマに、ママリの編集としてはとても関心がありました。

厚生労働省によると、子宮頸がんは20~30代で患者数が増えるがんです。

子宮頸がんは、子宮の頸部(子宮の出口に近い部分)にできるがんで、若い世代の女性に多く発症するのが特徴です。20歳代から罹患者数が増え始め、30歳代までに年間約1,000人の女性が治療で子宮を失い、妊娠ができなくなってしまいます。

厚生労働省HPVワクチンについて知ってください 子宮頸がん予防の最前線

年間約2900人もの人が命を落とし、ちょうど子育て中にリスクが高い病気。それなのに、この世代の子育て中の女性は「自分のことは後回し」。つい検診に行かないままにしてしまったり、体調の変化にも鈍感になったりする方はいるんじゃないかと思います。まさに私もそうでした。今もそうかもしれません…。

つきママ:そうですよね。実は闘病体験としていただくDMの中でも、子宮頸がんは特に多いんです。10名くらいはいたと思います。そして中には「初期症状にまったく気づかず進行していた」という方も少なくありません。

早く治療を始めるためにも、検診を受けるのがマストだと、読者の体験談から気づかされました。

漫画『子宮頸がんと闘った妹の話』はこちらから読めます

後編では漫画家・編集者の「作品のメッセージを伝える工夫」を紹介

©tsukimama34

お互いに「読者の皆さんに健康の尊さに気づいてほしい」という思いで、お話が尽きなかった、つきママさんとの対談。
後半では、作品を読んでもらい、メッセージを伝えるために漫画家、編集者が双方で行っている工夫をご紹介します。こちらもどうぞお読みください。



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