「復職しないで」と夫に言われたら?家族で助け合うことの意味を考えた話
こんにちは、ママリ編集部・シンママみほです。
子どもや家族がいる場合、「復職」は自分一人の話ではなくなってくるかと思います。
保育園の送迎や子どもが体調を崩した時の対応、家事の分担、長期休みの予定、給料の使い道、自分のキャリアプラン等…家族やパートナーと話し合うことはたくさんありますよね。
そんな中、もしパートナーに「復職しないで」と言われた場合、どうしますか?
今回は、前夫に「復職しないで」と言われた時の話を書こうと思います。
「できれば働いてほしくない」と言われた
前夫と結婚し、間もなく妊娠しましたが、つわりがひどかったため、体調を最優先に退職しました。元々、スキルアップのため転職を考えていたこと、産休や育休制度がなかったことも理由のひとつです。
出産前後、保育園探しをしていましたが、その時に前夫に「できれば働いてほしくない」と言われました。
前夫は激務で不規則な仕事でもあったこと、家事や育児がとても苦手だったことなどがあり、「家のことを守ってほしい」というのが前夫の希望でした。
甘く考えていた、自分の「役割」
私もどちらかというと不器用な性格で、仕事と育児・家事の両立に不安があったため、一度、家事や育児に専念しようと思いました。(すぐに前夫が離島に転勤になったことも理由のひとつです)
その時はなんとなく、「余裕ができたらまた働けばいい」「スキマ時間に在宅でできる仕事もある」と、どこか甘く考えていたんですよね。
それでも、出産後の生活の変化について懸念があったため、産前に産後のライフプランやそれぞれの役割分担について資料を作成し、前夫と共通認識を持つために何度も話し合いに臨みました。
ですが、実際はうまくいかず、前夫は仕事最優先のため、育児家事と前夫のフォローを私が一人で引き受けることに…(結果的に前夫のフォローの負担が大きすぎることが離婚の一因になりました)。
復職以前に、私が本当に甘く見ていたのは、自分のキャパに見合わない家庭内での「役割」だったのではないでしょうか。
家族で助け合うことの意味
「家族」でいることの意味について、人それぞれ考え方は異なると思います。私が「家族」に望んでいたのは、「助け合える」ということでもありました。
「助け合う」という言葉のなかにあるのは、「愛情」や「思いやり」「尊敬」なども含まれていて、助け合っていく中で絆や信頼が生まれていくのではないかなと思います。
前夫に「復職しないでほしい」と言われたとき、そこに私や家族を尊重する気持ちがあったのだろうか…と、今になって思います。
もし、そこに前夫が「家族」を大切に思う気持ちがあったのなら、「復職しないでほしい」という言葉の意味合いも違ってきたのかもしれませんね。
やむおえず、日常に飲み込まれ、心に余裕をうしなってしまう場合もあります。いつでも相手を思いやれるわけじゃないし、家族に甘えてしまって感情をぶつけたり、扱いが雑になったりすることもありますよね。
そもそも、夫婦や家族だからといって、価値観が全部一致するわけでもありません。それでも、お互いがお互いのことを大切に思う気持ちがあれば、何度でも再構築できるのではないでしょうか。
ママリでもさまざまな「家族」のかたちを描いた作品がありますので、ぜひのぞいてみてくださいね。
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