個人メディアはどこに向かうのか
一億総活躍時代と言われたり、一億総クリエーター時代と言われる。
noteを始め、色々なメディアプラットフォームがある。誰しもが簡単に個人メディアを作れる。
自分もライターの端くれであるから、個人メディアはやりたいと思っている。ただ情報が溢れかえっている現代に、これ以上個人でメディアをやる必要はあるのか。
個人メディアの行き着く先はどこか。
情報過多時代に見るメディア
最近人に会うたびに、どんなメディアで情報を収集しているのかを聞いている。
多くの人が、YahooニュースやLINEニュース、日経新聞、テレビや雑誌などをあげるが、自分はそのどれも見ていない。
自分の場合は、Facebook、Twitterがほとんどで、たまにAbema TVやNews picksをチラ見するくらい。
それで意外と事足りている。仕事に関係しそうな社会の情報は、関係するメディアアカウントをFacebookかTwitterでフォローしておけば入ってくる。気になる有識者や評論家、ライターをフォローすれば今どこに注目すれば良いか分かる。おまけに友人が何してるかも知ることが出来る。
情報がありすぎるからこそ、何となく知ってるメディアでさらっと情報を集めるよりも、自分に関係があることだけに絞った方が効率的に情報を集められる。
メディアはもっと閉鎖的になる
メディアというと、ついテレビや雑誌などのマスメディア、最近ではTwitterやFacebookなどのSNS、スマニューや東洋経済オンラインなどのウェブメディアが頭に浮かぶ。
これらのメディアは多数の人に情報を届けることが目的だ。
しかし、個人メディアはそれとは全く異なる性質のものになるのかもしれない。
限られた人に向けて、必要な情報だけを届ける。
今それに一番近いものがオンラインサロンではないかと思う。
オンラインの中でも特に会員数を爆発的に伸ばしている「箕輪編集室」の箕輪厚介さんがチラッと言っていたことが興味深い。
「メディアはもっと内側に閉じて行くと思いますよ」
オンラインサロンはそのサロンに興味ある人にだけ向けた閉ざされメディアだ。
ニュースの有料会員も閉ざされたメディアだが、それよりも視聴者の属性が似通っている点で、かなり閉ざされたメディアだと思う。
これ以上閉じるとはどういうことなのだろう。
個人メディアはどこに向かうのか
世間の情報の大半はいらない。
芸能人の不倫も、大企業の不祥事もいらない。
それよりも友人が結婚するとか、友人が起業したとか、そっちの方がよっぽど知りたい。
オンラインサロンよりも閉じたメディアとは、興味が似通った他人に向けたものではなく、既知の友人だけに向けられものかもしれない。
つまり個人メディアの行き着く先は、超閉鎖的な、友人にしか伝わらないし届かない情報メディアになのではないか。
そんな個人メディアをやるとしたらどんな内容が良いだろう。
・世間のニュースはそのまま載せないで、全部それに詳しい仲間が解説した内容で載せる。
・芸能人の恋愛はあつかわず、友人の誰々が結婚するとか、子ども出来たとかを扱う
・SNSを見なくても、これだけ見れば友人が今何してるかわかる
・最終的には全員が何かの専門家で、専門性を交換しあって生きれる経済圏を作る
非常に村化したメディアにも感じるが、個人メディアの行き着く先は、こんなところかもしれない。
自分的には悪くない。
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