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日刊 かきあつめ

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駆け出しのライターたちが、(ほぼ)毎日更新していく共同マガジン。 ※最近は「月水金」更新となっております。 今回のテーマは「#今年やりたい10のこと」です。
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2024年9月の記事一覧

惣菜や冷食に頼る罪悪感とメンタルヘルス

子どもが生まれてから、惣菜や冷凍食品に頼る機会が増えた。利用するたびにふんわりとした後ろめたさのようなものがあって、なんだか言い訳したくなる。しかし冷静に考えて思う。それの何が悪いんだ? とりあえず、出来合いのもののほうが手作りよりお金がかかりやすいのは確かだ。調理を委託しているぶん、料金が上乗せされるのは当たり前である。 でも、いまどき手作りだって節約するには限度がある。安い食材を探し回る手間も馬鹿にならないし、中途半端な量を残して廃棄でも出せば、余計なコストがかかるし

スオミは言い訳をしない

「言い訳」ってあまり良くないと思っていても、やっぱり言い訳をしたくなる。「自分を正当化したい」「この場から逃れたい」と、御託を並べて奮闘している姿が愛らしく見えることを祈るばかりだ。 言い訳を一切言わずに、貫き通せたら良いなと思う。 さて、三谷幸喜監督の最新作『スオミの話をしよう』を観てきた。 (この記事はネタバレを含みます) 三谷幸喜監督が長澤まさみの才能にほれ込んで「長澤まさみという女優の代表作にしたい」というほどの映画だと聞いたので、一応劇場に見に行った。 代

明日もきっと頑張るじゃない

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。 今回のテーマは「#言い訳」です。 マッサージ屋に行きたい。マッサージ屋、て雑な言い方だな、ええと、ホットペッパーには、「本格整体痩身エステサロン」と書いてあった。中華系のお店は深夜までやってるところが多いし当日でも予約が取りやすいし何より施術がうまい。みんなうまい。不思議なのだがお店を変えてもハズれたことが(少なくとも私は)ない。好みもあると思うけど、ツ

だって、大人だから

前々回に日刊かきあつめの記事で触れたスラムダンクの映画を、8月末にやっと見に行けた。ネットフリックスでも配信されているので「何ならそっちでも良いかな〜」とか思っていたのだが、いや〜映画館で見て正解だった。臨場感のある映像もさることながら、音の緩急がとにかくすごかった。静けさと歓声のアップダウンが素晴らしくて、漫画で結末は知ってるものの最後までドキドキしながら見れたよ。あと、大好きなミッチー(三井寿)のめちゃくちゃキレイなシュートフォームが、本物のようなリアルな動きで見れて、本

適切な表現でないことは承知のうえでの、くだらないお話

斜視の人間のことを、『ロンパリ』という表現が、以前あった。 「左目がロンドンを見ているときに、右目がパリを見ているから」らしい。 おおおー まぁ、なんとも、すげぇ表現である。音も、まぁ、ポップである。 とうとう聞かなくなったが、僕の子供のときには存在していた言葉だったかもしれない。 似た感覚を覚えた単語として、『味噌もクソも同じ』思い出した。 ちょっと違うけどね。けど、クソって、ねぇ。「やぁ、すーーごい表現だよなぁ。」と、ダシ汁に味噌を溶かす度に思い出す。 同じじゃぁ、ね

ときにはシニカルな視点も、パリ。

パリとは、イノベーティブな街といえるかもしれない。 2024年のオリンピックはパリで開催された。エコロジーを意識するあまり、ちょっとトンガリすぎやしないか?という抗議も殺到したパリ。 しかも決して、お世辞にも綺麗とは言えない歴史の集大成であるセーヌ川でトライアスロンまで開いてしまい、入院患者まで出してしまった。(景観は美しいが、下水や浄水の機能的には、その水の綺麗さは、今まで振り返られることはなかったのだ。タバコのポイ捨てを含めて、汚水を下水にそのまま垂れ流し。セーヌ河にも

バカンスのたびにペットを捨てる人々

このタイミングにも関わらず、あえて「パリ五輪」でなく「パリ」をテーマにしているあたりが我々のマガジンらしい。ただ、「パリ五輪」にされても困っただろうなと思う。 パリ五輪は、YouTubeでブレイキンの試合を一部見た。印象的だったのは、日本代表であるHiro10(ヒロテン)の、自身の敗退が決まってからのパワームーブだ。私のような門外漢が見ても圧倒される迫力あるダンスだったが、さすがにそれだけで記事にするのは気が引ける。どう考えても、実際の動画を見てもらったほうがいい。 1分

見てなくたって良いじゃない

パリオリンピックが終わり、パリパラリンピックが開催されている、らしい。 家にテレビがないせいで、この手の時事には本当に疎い。まあ知らなくても生きていけますから、の精神で家にテレビが無くて早10年。困るのは今回の「♯パリ」みたいな時事ネタが全然思いつかないくらいで、それでも何とかやっていけている。 なんでもかんでも「見れるのは良いこと」ではない。簡単には見れないからこそ、全然違う観点から「見れる」こともあるのではないだろうか。 パリに絡めてそんなことを考えていると思いつく